No.207 フレアプルオーバーのつくり方

No.207 フレアプルオーバーのつくり方

No.207 フレアプルオーバーのつくり方ページになります。

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目次

    パターンについて

    サイズ・仕様

    【サイズ展開】

    36・38・40・42サイズ


    【出来上がり寸法】 size(cm)

    サイズ 胸囲 肩幅 袖丈 着丈
    36 98.5 33 27.5 56
    38 101.5 34 28.5 57.5
    40 105 35 29.5 59
    42 109 36 30.5 60.5

    【参考用尺】

      一方裁ち 差し込み
    サイズ 105cm幅 110cm幅 130cm幅 90cm幅 105cm幅 110cm幅 130cm幅
    36 1.7m 1.6m 1.3m 2m 1.5m 1.4m 1.3m
    38 1.8m 1.6m 1.4m 2m 1.5m 1.5m 1.3m
    40 1.9m 1.9m 1.6m 2.1m 1.7m 1.5m 1.4m
    42 1.9m 1.9m 1.6m ★2.2m 1.8m 1.6m 1.4m


    ★一部袖部分を横地の目で配置しています。
    柄に方向性のある生地の場合、用尺が異なるのでご注意ください。

    ※上記は参考用尺です。
    ※地直しによる縮みを考慮し、余裕をもった長さをご用意ください。


    【その他の材料】

    • 接着テープ(平織り) 0.9~1cm幅 … 50cm

    【丸ゴムタイプで制作する場合】

    • ボタン(直径1.3〜1.5cmくらい)… 1個
    • 丸ゴム(太さ約1.5mm)… 少量(髪を結ぶ丸ゴムでも可)

    ソーイングを始める前に

    ※初めての方は必ずお読みください。
    ※Rick Rackのパターンに慣れている方はこちらからスタートしてください。

    制作前の準備

    地直し

    生地は裁断の前に“地直し”という作業を行ってください。
    綿や麻などは水を通すと縮みが生じます。
    『ジャストサイズで作ったはずの洋服が、洗濯したら縮んでピチピチになってしまった!』
    そんな状況を回避するために、地直しは必要な作業です。

    ここでは、簡単に地直しができる方法をご紹介します。

    ニット・布帛(コットン・リネンなど)
    1. 洗濯機の中に生地をたたんで入れ、水に30分くらいつけるか、
      弱水流で2回ほど回します(洗剤不要)。

    2. 終わりましたら、パンパンとたたいてよくシワを伸ばし、
      生地の端がまっすぐになるように整えてから干します。

    3. 生乾きの状態で取り込み、全体にアイロンをかけ、
      生地をまっすぐな状態に整えます。

    ニット生地は縮みが生じやすいので、基本的にタンブラー乾燥厳禁となっていますが、
    生地の段階で乾燥機にかけて、十分縮ませておいてから制作する分には問題ありません。
    Rick Rackで取り扱っているほとんどのニット、布帛(コットン・リネンなど)は、
    この方法で大丈夫です。

    ※バッグや雑貨、小物など、くり返しお洗濯をしないものに関しては、
    地直しをしなくても大きな問題はありません。

    Rick Rack パターンの使い方

    Rick Rackのパターンには縫い代が含まれているので、
    実線に沿ってそのままハサミで切り取ってお使いください。

    (例)

    ※1番外側が縫い代線です。
    内側の線はできあがり線なので切り取らないように注意しましょう。

    ※布用のハサミで紙を切ると、切れ味が悪くなってしまいます。
    紙専用のハサミを使用しましょう。

    ※[厚紙用]と明記されたパターンは、切り取り線より大きめにカットし、
    厚紙に糊で貼ってから線の通りに切り取るときれいに作ることができます。

    生地の裁断について

    パーツにバリエーションがある場合は、作りたいデザインを決めてから裁断します。

    生地の配置

    [1枚]と書かれたパーツ以外のパターンは、生地を2枚に重ねて裁断するので、
    片側が[わ]になるように生地を二つ折りにして広げます。

    ※生地は中表・外表、どちらを表にして広げてもかまいませんが、
    生地の柄に方向性がある場合や、ボーダーなど柄合わせが必要な生地の場合には
    外表にした方がよいでしょう。

    ※生地を広げる時に手の平で伸ばしてしまうと、必要以上に生地が伸びたり、
    歪んだりしてしまうので、手の平でたたくようにしてなじませます。

    生地の裁断

    1. 生地のミミを確認し、パターンの布目線(パターンに記されている長い矢印のようなもの)と生地のミミとが平行になるように、パターンを配置し裁断します。

    2. パターンに[わ]と書かれたパーツは、生地の[わ]とパターンの[わ]を
      ぴったりと合わせて配置し、裁断します。

    ※生地の柄に方向性があるものや毛並みのあるもの(別珍など)は、
    パターンを同じ向きに揃えて配置します。

    ※パターン配置の際には大きいパーツから配置し、
    余った部分で小さなパーツを取っていくと無駄が出にくくなります。

    ※ハサミの先を持ち上げずに床を滑らす感じでパターンに沿って裁断しましょう。

    ※パターンや生地は動かさず、自分の体を動かして裁断しましょう。

    合印の付け方

    1. 各合印には3~4mm程度の切り込みを入れます。

      ※合印は制作過程の目安になればよいものなので、深く切り込まないように注意しましょう。

    2. ボタン付け位置・ポケット付け位置など[+](十字)の印に目打ちで穴をあけ、
      穴にチャコペンを差し込み印をつけます。

      ※この印は生地に書くので、必ず後で消えるものを使用しましょう。

    3. 袖など、前後が分かりにくいパーツには、生地の裏に分かりやすいように
      チャコなどで印をつけておくとよいでしょう。

      ※上記写真では、袖山の後ろ側に印をつけてあります。

    接着芯の貼り方

    1. 接着芯を貼るパーツの生地の裏に、接着芯の糊の面を合わせて重ねます。

      ※光にかざした時に少し光っていて、手で触るとざらざら感がある方に糊がついています。

    2. アイロンは滑らせずに上から押さえつけるようにし、
      中心から外に向かってずらして圧着します。

      ※誤ってアイロンに糊がついてしまうと落とすのが大変なので、
      汚れてもいいようなハンカチなど、あて布を当ててアイロンをかけましょう。

    接着芯を貼る時のポイント
    • 接着芯の糊の面を間違えないように気をつけましょう。

    • 接着芯は、はみ出してしまうとアイロンやアイロン台に糊がつき、
      焦げや汚れの原因となりますので、裁断は丁寧に、型紙どおり裁断しましょう。

    • アイロンの温度は中温程度に設定します。
      低温では糊が溶けず、また高温にした場合、
      接着芯そのものが溶けてしまう場合があるので注意しましょう。

    • 接着芯の糊は水分を含むことによってより安定するため、
      アイロンはスチームにしてかけます。
      スチームがあまり効かないアイロンの場合には、
      霧吹きなどを併用するといいでしょう。

    • 接着芯の糊は10秒程度でじんわりと溶け始めて生地に接着するため、
      アイロンは気長にゆっくりとかけましょう。
      ちょこちょこと場所を変えて動かすのではなく、
      同じ場所で10秒程度しっかり体重をかけて押さえ、
      少しずらしてさらに10秒…と、同じことを繰り返します。

    • 接着芯の糊は熱が冷めた時点で初めて安定するので、
      雑誌や木の板などを当て、なるべく早く熱を取るようにします。
      また、アイロンの熱が冷めるまでは触らないようにしましょう。

    ロックミシンの糸始末

    縫い終わりのロックミシンの糸端は毛糸用綴じ針などでミシン目の中に入れ、始末します。

    家庭用ミシンを使用する場合

    Rick Rackではニット素材の縫製は4本糸のロックミシンを使用しておりますが、
    家庭用ミシンでも問題なく縫っていただけます。
    下記に家庭用ミシンでの縫製方法をご紹介していますので、参考になさってください。

    家庭用ミシンでの縫い方

    1. 既定の縫い代寸法に従い、直線ミシンで縫い合わせます。

      ※家庭用ミシンを使用する場合には、ピンチではなくまち針を使用します。

    2. 直線ミシンの線から1~2mmほど離れた位置にジグザグミシンをかけます。

    3. ジグザグミシンの線から2~3mmほど生地を残して、余分な縫い代をカットします。

      ※3本糸のロックミシンをご使用の場合は、直線ミシンをかけた後、
      生地端を1~2mm程度カットしながら縫い代の始末をしてください。

    4. 裾の始末など生地が1枚だけの場合も、
      同じように生地端にジグザグミシンをかけて処理します。

      ※生地1枚だけにジグザグミシンをかける場合は、生地端より2~3mm程度内側にかけます。

      縫うときのポイント

      家庭用ミシンには差動レバーがついていないため生地が伸びやすいので、
      ジグザグミシンをかけた後、その都度スチームアイロンで押さえると
      比較的きれいに仕上がります。

      ※布帛地の場合も同様の手順でおすすめください。
      ただし2.の工程でジグザグミシンをかけるときは、
      直線ミシンの線からではなく、生地端から2~3mmほど離れた位置を縫ってください。
      布帛の縫い代は少ないとほつれやすいので、縫い代はカットしなくても大丈夫です。

    フレアプルオーバーのつくり方

    制作の前にまずはページを一読し、おおまかな流れを把握しておきましょう。

    後ろあきのデザインについて

    リボンタイプ(結ぶタイプ)と丸ゴムタイプ(ループ+ボタン)の2種類があり、
    どちらも仕上がりの印象や使い心地が異なります。
    それぞれの仕様に合わせた作り方をご紹介していますので、
    お好みに合わせてお選びください。

    • リボンタイプ

      後ろあきに2本のコード布をつけてリボンで結ぶ仕様です。
      自然な表情のある仕上がりで、さりげない女性らしさを演出できます。
      ナチュラルな雰囲気やリラックス感のある装いにおすすめ。

    • 丸ゴムタイプ

      後ろあきに丸ゴムのループとボタンをつける仕様です。
      すっきりとシンプルなデザインで、カジュアルにもきれいめにも合わせやすく、着脱もスムーズです。

    1.生地を裁断する

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    2.接着テープを貼る

    1. 後身頃の肩とあき部分の裏側に、伸び止めのため布帛用接着テープを貼る。

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    3.後身頃の中心を縫い、あきを作る

    1. 後身頃の中心の縫い代は左右それぞれ、
      生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。

    2. 後身頃を中表に合わせ、あき止まりの合印から裾までをまち針でとめる。

    3. 縫い代1cmで縫い合わせる。

    4. 縫い代をアイロンで割る。
      あきの部分の縫い代も1cm幅になるようにアイロンをかける。

    5. 衿ぐりからあき止まりまでの縫い代をまち針でとめる。

    6. 写真を参考にして、折り端から7mm程度内側をミシンで縫う。

      ※ミシンは裏側からかけます。

      ※ミシンはあき止まりで「コ」の字に縫いましょう。

    7. 身頃を表に返し、あき止まりのミシン線に重ねて2~3回返し縫いをする。

      ※あき止まりの位置は力がかかる部分なので、このように補強しておくとよいでしょう。

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    4.肩を縫う

    1. 前身頃、後身頃を中表に合わせ、肩をまち針でとめる。

    2. 縫い代1cmで縫い合わせる。

    3. 縫い代を1~2mm切り落としながらロックミシンをかける。

    4. 縫い代はアイロンで後身頃側に倒す。

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    5.コードを2本つくる ※リボンタイプのみ

    1. コード布の裏側に長辺の生地端を、コード布の半分の位置に合わせてアイロンで折る。

    2. もう片方もコード布の裏側に長辺の生地端を、
      コード布の半分の位置に合わせてアイロンで折る。

    3. コード布の短辺の片側をアイロンで裏側に5mm折る。

      ※ここで折るのは片側のみです。

    4. 折り端と折り端を合わせてまち針でとめる。

    5. コード布の中心にミシンをかける。

      コード布にミシンをかける時のポイント

      縫い終わりは返し縫いがしづらいので、コード布を回して縫います。

      1. 縫い終わりまできたら、針を落とした状態で押え金を上げる。

      2. コード布を回して向きを変えます。

      3. 2~3目縫い進めます。

      4. もう一度針を落とした状態で押え金を上げて
        コード布を回して向きを変えて縫います。

        これで返し縫いができました。

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    6.衿ぐりの始末をする

    1. バイアス布の長辺の片側をアイロンで裏側に7~8mm折る。

    2. テープの折った側を指(爪)でしごいてしっかりと伸ばす。

      ※こうすることで、衿ぐりのカーブに自然に沿うようになります。

    3. バイアス布と身頃を中表にし、
      折ってない側を衿ぐりの生地端と合わせまち針でとめる。

    4. テープの両端は1cm程度多めに残してカットする。

    5. 縫い代7mmで縫い合わせる。

    6. 縫い代に1~2cm間隔で切り込みを入れる。

      ※これはカーブ部分の縫い代がきれいに折り返せるようにするためです。

      ※切り込みはミシン線ぎりぎりのところまで入れますが、
      ミシン糸は切らないように注意しましょう。

    7. 身頃を裏返してミシン線よりテープを起こす。

    ※リボンタイプのみ

    1. コードを後衿ぐりミシン線の下にミシンで2~3回返し縫いをして縫いとめる。

      ※左右両方とも縫いとめます。

    ※丸ゴムタイプのみ

    1. 丸ゴムをループ状にして、右後衿ぐりより5mm程度下がったところに
      ミシンで2~3回返し縫いをして縫い止める。

    2. バイアス布の端を1cm内側に折り込む。

    3. 衿ぐりの生地端をバイアス布で包み込むように折り込み、全体をまち針でとめる。

    4. バイアス布の折り端より1~2mm内側をミシンで縫う。

      ※このバイアステープは生地端の始末のためにつけるものです。
      生地端を包んでから裏側に折り込むので、テープは表側からは見えません。

    5. コード布(または丸ゴム)は補強のため、表側から2~3回返し縫いをする。

    6. 衿ぐりをアイロンで整える。


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    7.脇を縫う

    1. 前身頃、後身頃を中表に合わせ、まち針でとめる。

    2. 縫い代1cmで縫い合わせる。

    3. 生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。

    4. 脇の縫い代はアイロンで後身頃側に倒す。

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    8.袖をつくる

    1. 前後の袖下をアイロンで5mmの三つ折りにし、まち針でとめる。

      三つ折りをする時のポイント

      まず1cm折ってアイロンをかけ、一度開きます。
      折り目を目安に5mmずつ2回折ると、きれいに三つ折りができます。

    2. 折り端より1~2mm内側を縫う。

    3. 袖口をアイロンで7.5mmの三つ折りにし、まち針でとめる。

      ※寸法は違いますが、三つ折りの折り方は袖下と同様です。

    4. 折り端より1~2mm内側を縫う。

    5. 表側から袖山のタックを矢印の方向たたみ、まち針でとめる。

      ※袖には前後左右があります。

      ※裏表を間違えないように注意しましょう。

      • タックのたたみ方の良い例

      • タックのたたみ方の悪い例

    6. 生地端より5mm内側を縫い、仮止めをする。

      ※このミシンは身頃と袖を縫い合わせる際、タックがずれないようにするためです。
      1cm以上内側に入ってしまうと出来上がったときに表に見えてしまうので
      注意しましょう。

      ※反対の袖も同様に縫います。

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    9.身頃に袖をつける

    1. 身頃と袖を用意する。

      ※説明では見やすくするためにまんじゅうを使用していますが、
      実際の作業ではなくても問題なく作れます。

    2. 前身頃と前袖を中表に重ね、脇と袖下、肩線と袖山の合印、
      各合印を合わせてまち針でとめる。

    3. 後身頃と後袖も同様にまち針でとめる。さらに全体をまち針でとめる。

      ※前後の袖下は脇線にぴったり合わせます。

    4. 縫い代1cmで縫い合わせる。

    5. 生地端を1~2mm程度切り落としながらロックミシンをかける。

      ※ロックミシンの糸端は始末しておきましょう。

    6. 下記イラストを参考に、脇線から身頃側に前後3cmの位置に印をつける。

      ※表に付けるのであとで消せるチャコペンを使用しましょう。

    7. 袖ぐりの縫い代を身頃側に倒し、印と印の間を袖付けのミシン線より
      7mm身頃側にミシンをかけ縫い代を押える。

    8. 反対の袖も同様に縫う。

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    10.裾を始末する

    1. 裾をアイロンで7.5mmの三つ折りにし、まち針でとめる。

    2. 折り端より1~2mm内側を縫う。

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    11.ボタンをつける ※丸ゴムタイプのみ

    1. 後あきの左身頃側にボタンをつける。
      ボタン参考寸法 1.2cm~1.5cm

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    12.仕上げ

    1. 全体にスチームアイロンをかける。

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    完成

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