No.212 ファーベストのつくり方
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No.212 ファーベストのつくり方ページになります。
【サイズ展開】
36・38・40・42サイズ
【出来上がり寸法】 size(cm)
| サイズ | 胸囲 | 肩幅 | 着丈 |
| 36 | 98 | 35 | 60.5 |
| 38 | 101 | 36 | 62 |
| 40 | 105 | 37 | 63.5 |
| 42 | 109 | 38.5 | 65 |
【参考用尺】
| 表布 | 裏布 | 接着芯 | ||||
| サイズ | 115cm | 140~150cm | 105cm | 110cm | 130cm以上 | 90cm |
| 36 | 1.2m | 0.8m | 0.7m | 0.7m | 0.7m | 0.3m |
| 38 | 1.2m | 0.8m | 0.9m | 0.7m | 0.7m | 0.3m |
| 40 | 1.3m | 0.8m | ★1m | 0.8m | 0.8m | 0.3m |
| 42 | 1.5m | 0.9m | ★1m | ★1m | 0.8m | 0.3m |
※★印は差し込みで配置しています。
※上記は参考用尺です。
※地直しによる縮みを考慮し、余裕をもった長さをご用意ください。
【その他の材料】
※初めての方は必ずお読みください。
※Rick Rackのパターンに慣れている方はこちらからスタートしてください。
生地は裁断の前に“地直し”という作業を行ってください。
綿や麻などは水を通すと縮みが生じます。
『ジャストサイズで作ったはずの洋服が、洗濯したら縮んでピチピチになってしまった!』
そんな状況を回避するために、地直しは必要な作業です。
ここでは、簡単に地直しができる方法をご紹介します。


洗濯機の中に生地をたたんで入れ、水に30分くらいつけるか、
弱水流で2回ほど回します(洗剤不要)。
終わりましたら、パンパンとたたいてよくシワを伸ばし、
生地の端がまっすぐになるように整えてから干します。
生乾きの状態で取り込み、全体にアイロンをかけ、
生地をまっすぐな状態に整えます。
ニット生地は縮みが生じやすいので、基本的にタンブラー乾燥厳禁となっていますが、
生地の段階で乾燥機にかけて、十分縮ませておいてから制作する分には問題ありません。
Rick
Rackで取り扱っているほとんどのニット、布帛(コットン・リネンなど)は、
この方法で大丈夫です。
※バッグや雑貨、小物など、くり返しお洗濯をしないものに関しては、
地直しをしなくても大きな問題はありません。
Rick Rackのパターンには縫い代が含まれているので、
実線に沿ってそのままハサミで切り取ってお使いください。
(例)
※1番外側が縫い代線です。
内側の線はできあがり線なので切り取らないように注意しましょう。
※布用のハサミで紙を切ると、切れ味が悪くなってしまいます。
紙専用のハサミを使用しましょう。
※[厚紙用]と明記されたパターンは、切り取り線より大きめにカットし、
厚紙に糊で貼ってから線の通りに切り取るときれいに作ることができます。
パーツにバリエーションがある場合は、作りたいデザインを決めてから裁断します。
[1枚]と書かれたパーツ以外のパターンは、生地を2枚に重ねて裁断するので、
片側が[わ]になるように生地を二つ折りにして広げます。
※生地は中表・外表、どちらを表にして広げてもかまいませんが、
生地の柄に方向性がある場合や、ボーダーなど柄合わせが必要な生地の場合には
外表にした方がよいでしょう。
※生地を広げる時に手の平で伸ばしてしまうと、必要以上に生地が伸びたり、
歪んだりしてしまうので、手の平でたたくようにしてなじませます。
生地のミミを確認し、パターンの布目線(パターンに記されている長い矢印のようなもの)と生地のミミとが平行になるように、パターンを配置し裁断します。
パターンに[わ]と書かれたパーツは、生地の[わ]とパターンの[わ]を
ぴったりと合わせて配置し、裁断します。
※生地の柄に方向性があるものや毛並みのあるもの(別珍など)は、
パターンを同じ向きに揃えて配置します。

※パターン配置の際には大きいパーツから配置し、
余った部分で小さなパーツを取っていくと無駄が出にくくなります。
※ハサミの先を持ち上げずに床を滑らす感じでパターンに沿って裁断しましょう。
※パターンや生地は動かさず、自分の体を動かして裁断しましょう。
ファーは毛足があり、厚みもあるので、生地を2枚重ねて裁断すると
誤差が出てしまいます。
同じ形のものでも、必ず1枚ずつパターンを置いて裁断します。
下記の方法を参考に進めていきましょう。
※ファーには毛並み(毛の方向)があります
なみ毛はファーをなでた時、抵抗感がなく滑るような感じです。
逆毛はファーをなでた時、手のひらに抵抗感があり、毛足が逆立つような感じです。
裁断の際には、なみ毛に合わせ、身頃、見返し、ポケットは上から下、袖は肩側から袖口側へ、なみ毛の方向になるよう配置しましょう。
※ファーの裁断は生地を裏側にし、毛足を切らないように生地だけを裁断します。
リバーシブルファーの裁断は生地を表側にし、表側の毛足を切らないように裁断します
裏返した生地を1枚に広げ、パターンの布目線(パターンに記されている矢印)と生地のミミとが、平行になるようにパターンを配置する。
「わ」 の部分の上下にまち針をクロスさせて止め、中心を決める。
パターンを置いた側を裁断する。
この状態から「わ」の部分を軸にパターンをひっくり返し、
残りの半分を裁断する。
※ひっくり返したあと、まち針がハサミにあたるようなら外しましょう。
裏返した生地を1枚に広げ、パターンの布目線(パターンに記されている矢印)と生地のミミが平行になるようにパターンを配置し、1枚ずつ裁断する
※ファーの毛並みは全て同じ向きに揃えます。
※表前身頃、前見返し、ポケットは必ずパターンを裏返してもう1枚を裁断します。
※裁断後は写真のように、裁断面からぽろぽろと毛が抜けますが、
ある程度取れたところで抜けなくなります。
生地端のほつれてくる毛足を軽く取っておくと制作がしやすくなります。
また、すべての生地端をジグザグミシンまたはロックミシンで始末しておくと、
非常に制作がしやすくなるのでおすすめです。
各合印には3~4mm程度の切り込みを入れます。
※合印は制作過程の目安になればよいものなので、深く切り込まないように注意しましょう。
ボタン付け位置・ポケット付け位置など[+](十字)の印に目打ちで穴をあけ、
穴にチャコペンを差し込み印をつけます。
※この印は生地に書くので、必ず後で消えるものを使用しましょう。
袖など、前後が分かりにくいパーツには、生地の裏に分かりやすいように
チャコなどで印をつけておくとよいでしょう。
※上記写真では、袖山の後ろ側に印をつけてあります。
チャコペンなどで生地の裏側に合印をつける。
※ファーはハサミで切り込みを入れても、毛足で見えなくなってしまうので、
チャコペンで印をつけます。
※「わ」 の部分の合印の入れ方も同様の方法で印をつけます。
スナップ付け位置は、しつけ糸などで生地の表側から印をつける。
※ファーの表側は、チャコペンなどで入れても毛足で見えなくなってしまうので、
糸で印をつけます。
※しつけ糸がない場合は手縫い糸などを使用し、毛足に埋もれないように
糸端は長めに残しておきます。
あとで抜きやすくするため玉結びや玉止めをする必要はありません。
接着芯を貼るパーツの生地の裏に、接着芯の糊の面を合わせて重ねます。
※光にかざした時に少し光っていて、手で触るとざらざら感がある方に糊がついています。
アイロンは滑らせずに上から押さえつけるようにし、
中心から外に向かってずらして圧着します。
※誤ってアイロンに糊がついてしまうと落とすのが大変なので、
汚れてもいいようなハンカチなど、あて布を当ててアイロンをかけましょう。
接着芯の糊の面を間違えないように気をつけましょう。
接着芯は、はみ出してしまうとアイロンやアイロン台に糊がつき、
焦げや汚れの原因となりますので、裁断は丁寧に、型紙どおり裁断しましょう。
アイロンの温度は中温程度に設定します。
低温では糊が溶けず、また高温にした場合、
接着芯そのものが溶けてしまう場合があるので注意しましょう。
接着芯の糊は水分を含むことによってより安定するため、
アイロンはスチームにしてかけます。
スチームがあまり効かないアイロンの場合には、
霧吹きなどを併用するといいでしょう。
接着芯の糊は10秒程度でじんわりと溶け始めて生地に接着するため、
アイロンは気長にゆっくりとかけましょう。
ちょこちょこと場所を変えて動かすのではなく、
同じ場所で10秒程度しっかり体重をかけて押さえ、
少しずらしてさらに10秒…と、同じことを繰り返します。
接着芯の糊は熱が冷めた時点で初めて安定するので、
雑誌や木の板などを当て、なるべく早く熱を取るようにします。
また、アイロンの熱が冷めるまでは触らないようにしましょう。
縫い終わりのロックミシンの糸端は毛糸用綴じ針などでミシン目の中に入れ、始末します。

Rick Rackではニット素材の縫製は4本糸のロックミシンを使用しておりますが、
家庭用ミシンでも問題なく縫っていただけます。
下記に家庭用ミシンでの縫製方法をご紹介していますので、参考になさってください。
既定の縫い代寸法に従い、直線ミシンで縫い合わせます。
※家庭用ミシンを使用する場合には、ピンチではなくまち針を使用します。
直線ミシンの線から1~2mmほど離れた位置にジグザグミシンをかけます。
ジグザグミシンの線から2~3mmほど生地を残して、余分な縫い代をカットします。
※3本糸のロックミシンをご使用の場合は、直線ミシンをかけた後、
生地端を1~2mm程度カットしながら縫い代の始末をしてください。
裾の始末など生地が1枚だけの場合も、
同じように生地端にジグザグミシンをかけて処理します。
※生地1枚だけにジグザグミシンをかける場合は、生地端より2~3mm程度内側にかけます。
家庭用ミシンには差動レバーがついていないため生地が伸びやすいので、
ジグザグミシンをかけた後、その都度スチームアイロンで押さえると
比較的きれいに仕上がります。
※布帛地の場合も同様の手順でおすすめください。
ただし2.の工程でジグザグミシンをかけるときは、
直線ミシンの線からではなく、生地端から2~3mmほど離れた位置を縫ってください。
布帛の縫い代は少ないとほつれやすいので、縫い代はカットしなくても大丈夫です。
制作の前にまずはページを一読し、おおまかな流れを把握しておきましょう。
生地を裁断する。
※ファーの裁断方法や合印の入れ方などは
「ソーイングをはじめる前に」でご紹介しています。
前後見返しにニット用接着芯を貼る。
※接着芯、接着テープは生地の裏側に貼ります
後身頃の肩にニット用接着テープを貼る。
前身頃のポケット口にニット用接着テープを貼る。
ファーのパーツの生地端をロックミシンまたはジグザグミシンでそれぞれ始末する。
※ファーは毛足があるため縫い合わせが難しいです。
生地端を始末すると縫いやすくなるので、省かず行いましょう。
ロックミシンをかけるときは生地の裏側を見ながらかけるとかけやすいです。
※生地端を始末したあとはアイロンで形を整えましょう。
※ファーにアイロンをかける際は当て布を使用すると良いでしょう。
※ここでは右前身頃を例に説明していますが、実際には右前身頃と左前身頃を同時に進めていきます。
表前身頃と裏布のポケットを用意する。
表前身頃と裏布のポケットを中表に合わせてポケット口をまち針でとめる。
接着テープを貼った側からポケット口を「コ」の字に生地端より1cm内側を縫う。
角に斜めに切り込みを入れる。
写真のように身頃とポケットを広げる。
アイロンでミシン線から縫い代をポケット側に倒す。
ポケットの布を身頃の裏側に返し、ポケット口をアイロンで整える。
表布のポケットを用意する。
ポケットを中表に合わせまち針でとめる。
※ポケット同士をまち針でとめます。
身頃を一緒にとめないように注意しましょう。
縫い代7mmで縫う。
ポケット口の上下の生地端より5mm内側をミシンで仮止めをする。
※合印とポケットの角をあわせましょう。
左表前身頃も同様に縫う。
前後身頃を
縫い代1cmで縫う。
縫い代をアイロンで割る。
前見返しと裏前身頃を中表に合わせ、まち針でとめる。
縫い代1cmで縫う。
縫い代を身頃側に倒しアイロンで整える。
はみ出た生地はカットする。
反対側も同様に縫う。
後見返しと裏後身頃を中表に合わせ、まち針でとめる。
縫い代1cmで縫う。
縫い代を身頃側に倒し、アイロンで整える。
前後身頃の肩を中表に合わせ、まち針でとめる。
縫い代1cmで縫う。
縫い代をアイロンで割る。
表身頃と裏身頃の袖ぐりを中表に合わせ、まち針でとめる。
縫い代1cmで縫う。
カーブ部分に切り込みを入れる。
裏前身頃をめくり、縫い代を裏布側に倒す。
袖ぐりのミシン線より2~3mm裏布側にミシンをかける。
※これを「裏コバステッチ」といいます。
裏布側のみミシンをかけるので、身頃側にはステッチは見えません。
※袖ぐりに裏コバステッチをかけます。
※裏布の表側にかけます。
反対側も同様に縫う。
表身頃と見返しの前端、衿ぐりを中表に合わせ、まち針でとめる。
縫い代1cmで縫う。
カーブ部分に切り込みを入れる。
写真のように後身頃側から手を入れる。
前身頃の裾の生地端を右手で持ち、左手につかませる。
左手で前身頃を引き出し表に返す。
反対側の前身頃も同様に引き出す。
前端、衿ぐり、袖ぐりをアイロンで整える。
写真のように身頃を置く。
裏身頃を中表に合わせ、まち針でとめる。
続けて、表身頃を中表にし、ポケット口の合印を合わせ、まち針でとめる。
縫い代1cmで縫う。
※ポケット口を縫い込まないように注意しましょう。
縫い代を後身頃側にアイロンで倒す。
身頃の表からポケット口の上下を2~3回返し縫いする。
※ポケット口は力のかかる部分なのでこのように補強しておくとよいでしょう。
反対側も同様に縫う。
※反対の裏身頃は返し口を開けて縫いましょう。
写真のように表身頃と裏身頃の裾を広げる。
裾を中表に合わせ、脇、中心を合わせ、まち針でとめる。
縫い代1cmで縫う。
※ポケットの下を縫い込まないように注意しましょう。
前端の角の縫い代を切り落とす。
※ミシン線は切らないように注意しましょう。
返し口より身頃を引き出し、表に返す。
裾の角を出し、アイロンで整える。
返し口の縫い代は後身頃の折り山と前身頃に生地端から1cm内側をぴったりと合わせ、まち針でとめる。
縫い目の目立たない「たてまつり」で縫い閉じる。
縫い目が布端に対して直角になるように縫いつけます。
小さくすくうことで縫い目も目立たず、返し口をぴったりと閉じることができます。
全体にスチームアイロンをかける。
作品の画像が多いため「作り方ページ」をすべて印刷すると
かなりのページ数になってしまいます。
印刷する際には必要部分だけを選択すると無駄がありません。
印刷時の「ページ」設定を「すべて」ではなく、
「ページ指定」にして必要部分だけを印刷してご利用ください。
※画像はiPhoneのSafariでの画面になります。



「1枚あたりのページ数」を「2」に設定すると
A4用紙1枚に2ページ分が印刷されるため、
さらに印刷枚数を減らすことができるので
こちらも参考にしてみてください。


コンビニなどで印刷する場合は
ページを1度PDFで保存し、コンビニのアプリから印刷範囲など設定できます。

