No.217 ラップパンツのつくり方

No.217 ラップパンツのつくり方

No.217 ラップパンツのつくり方ページになります。

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目次

    パターンについて

    サイズ・仕様

    【サイズ展開】

    36・38・40・42サイズ


    【出来上がり寸法】 size(cm)

    サイズ ウエスト ヒップ パンツ丈 裾幅
    36 98 112 91.5 43.5
    38 101 115 93 45
    40 105 119 94.5 46.5
    42 109 123 96 48

    ※ウエストはゴムを入れる前の最大寸法です



    【参考用尺】

    サイズ 105cm 110cm 125cm 130cm 140cm 150cm
    36 2.5 2.4 2.2 2.2 2 2
    38 2.8 2.5 2.2 2.2 2 2
    40 3 2.6 2.3 2.3 2 2
    42 3.4 2.8 2.3 2.3 2.1 2.1

    ※上記は参考用尺です。
    ※地直しによる縮みを考慮し、余裕をもった長さをご用意ください。


    【その他の材料】

    • 接着テープ(平織り)0.9~1cm幅 … 約35cm
      (布帛用接着芯(薄地)でも可)
    • ウエスト用ゴム 3cm幅くらい … ウエスト寸法+2cm

    ソーイングを始める前に

    ※初めての方は必ずお読みください。
    ※Rick Rackのパターンに慣れている方はこちらからスタートしてください。

    制作前の準備

    地直し

    生地は裁断の前に“地直し”という作業を行ってください。
    綿や麻などは水を通すと縮みが生じます。
    『ジャストサイズで作ったはずの洋服が、洗濯したら縮んでピチピチになってしまった!』
    そんな状況を回避するために、地直しは必要な作業です。

    ここでは、簡単に地直しができる方法をご紹介します。

    ニット・布帛(コットン・リネンなど)
    1. 洗濯機の中に生地をたたんで入れ、水に30分くらいつけるか、
      弱水流で2回ほど回します(洗剤不要)。

    2. 終わりましたら、パンパンとたたいてよくシワを伸ばし、
      生地の端がまっすぐになるように整えてから干します。

    3. 生乾きの状態で取り込み、全体にアイロンをかけ、
      生地をまっすぐな状態に整えます。

    ニット生地は縮みが生じやすいので、基本的にタンブラー乾燥厳禁となっていますが、
    生地の段階で乾燥機にかけて、十分縮ませておいてから制作する分には問題ありません。
    Rick Rackで取り扱っているほとんどのニット、布帛(コットン・リネンなど)は、
    この方法で大丈夫です。

    ※バッグや雑貨、小物など、くり返しお洗濯をしないものに関しては、
    地直しをしなくても大きな問題はありません。

    Rick Rack パターンの使い方

    Rick Rackのパターンには縫い代が含まれているので、
    実線に沿ってそのままハサミで切り取ってお使いください。

    (例)

    ※1番外側が縫い代線です。
    内側の線はできあがり線なので切り取らないように注意しましょう。

    ※布用のハサミで紙を切ると、切れ味が悪くなってしまいます。
    紙専用のハサミを使用しましょう。

    ※[厚紙用]と明記されたパターンは、切り取り線より大きめにカットし、
    厚紙に糊で貼ってから線の通りに切り取るときれいに作ることができます。

    生地の裁断について

    パーツにバリエーションがある場合は、作りたいデザインを決めてから裁断します。

    生地の配置

    [1枚]と書かれたパーツ以外のパターンは、生地を2枚に重ねて裁断するので、
    片側が[わ]になるように生地を二つ折りにして広げます。

    ※生地は中表・外表、どちらを表にして広げてもかまいませんが、
    生地の柄に方向性がある場合や、ボーダーなど柄合わせが必要な生地の場合には
    外表にした方がよいでしょう。

    ※生地を広げる時に手の平で伸ばしてしまうと、必要以上に生地が伸びたり、
    歪んだりしてしまうので、手の平でたたくようにしてなじませます。

    生地の裁断

    1. 生地のミミを確認し、パターンの布目線(パターンに記されている長い矢印のようなもの)と生地のミミとが平行になるように、パターンを配置し裁断します。

    2. パターンに[わ]と書かれたパーツは、生地の[わ]とパターンの[わ]を
      ぴったりと合わせて配置し、裁断します。

    ※生地の柄に方向性があるものや毛並みのあるもの(別珍など)は、
    パターンを同じ向きに揃えて配置します。

    ※パターン配置の際には大きいパーツから配置し、
    余った部分で小さなパーツを取っていくと無駄が出にくくなります。

    ※ハサミの先を持ち上げずに床を滑らす感じでパターンに沿って裁断しましょう。

    ※パターンや生地は動かさず、自分の体を動かして裁断しましょう。

    合印の付け方

    1. 各合印には3~4mm程度の切り込みを入れます。

      ※合印は制作過程の目安になればよいものなので、深く切り込まないように注意しましょう。

    2. ボタン付け位置・ポケット付け位置など[+](十字)の印に目打ちで穴をあけ、
      穴にチャコペンを差し込み印をつけます。

      ※この印は生地に書くので、必ず後で消えるものを使用しましょう。

    3. 袖など、前後が分かりにくいパーツには、生地の裏に分かりやすいように
      チャコなどで印をつけておくとよいでしょう。

      ※上記写真では、袖山の後ろ側に印をつけてあります。

    接着芯の貼り方

    1. 接着芯を貼るパーツの生地の裏に、接着芯の糊の面を合わせて重ねます。

      ※光にかざした時に少し光っていて、手で触るとざらざら感がある方に糊がついています。

    2. アイロンは滑らせずに上から押さえつけるようにし、
      中心から外に向かってずらして圧着します。

      ※誤ってアイロンに糊がついてしまうと落とすのが大変なので、
      汚れてもいいようなハンカチなど、あて布を当ててアイロンをかけましょう。

    接着芯を貼る時のポイント
    • 接着芯の糊の面を間違えないように気をつけましょう。

    • 接着芯は、はみ出してしまうとアイロンやアイロン台に糊がつき、
      焦げや汚れの原因となりますので、裁断は丁寧に、型紙どおり裁断しましょう。

    • アイロンの温度は中温程度に設定します。
      低温では糊が溶けず、また高温にした場合、
      接着芯そのものが溶けてしまう場合があるので注意しましょう。

    • 接着芯の糊は水分を含むことによってより安定するため、
      アイロンはスチームにしてかけます。
      スチームがあまり効かないアイロンの場合には、
      霧吹きなどを併用するといいでしょう。

    • 接着芯の糊は10秒程度でじんわりと溶け始めて生地に接着するため、
      アイロンは気長にゆっくりとかけましょう。
      ちょこちょこと場所を変えて動かすのではなく、
      同じ場所で10秒程度しっかり体重をかけて押さえ、
      少しずらしてさらに10秒…と、同じことを繰り返します。

    • 接着芯の糊は熱が冷めた時点で初めて安定するので、
      雑誌や木の板などを当て、なるべく早く熱を取るようにします。
      また、アイロンの熱が冷めるまでは触らないようにしましょう。

    ロックミシンの糸始末

    縫い終わりのロックミシンの糸端は毛糸用綴じ針などでミシン目の中に入れ、始末します。

    家庭用ミシンを使用する場合

    Rick Rackではニット素材の縫製は4本糸のロックミシンを使用しておりますが、
    家庭用ミシンでも問題なく縫っていただけます。
    下記に家庭用ミシンでの縫製方法をご紹介していますので、参考になさってください。

    家庭用ミシンでの縫い方

    1. 既定の縫い代寸法に従い、直線ミシンで縫い合わせます。

      ※家庭用ミシンを使用する場合には、ピンチではなくまち針を使用します。

    2. 直線ミシンの線から1~2mmほど離れた位置にジグザグミシンをかけます。

    3. ジグザグミシンの線から2~3mmほど生地を残して、余分な縫い代をカットします。

      ※3本糸のロックミシンをご使用の場合は、直線ミシンをかけた後、
      生地端を1~2mm程度カットしながら縫い代の始末をしてください。

    4. 裾の始末など生地が1枚だけの場合も、
      同じように生地端にジグザグミシンをかけて処理します。

      ※生地1枚だけにジグザグミシンをかける場合は、生地端より2~3mm程度内側にかけます。

      縫うときのポイント

      家庭用ミシンには差動レバーがついていないため生地が伸びやすいので、
      ジグザグミシンをかけた後、その都度スチームアイロンで押さえると
      比較的きれいに仕上がります。

      ※布帛地の場合も同様の手順でおすすめください。
      ただし2.の工程でジグザグミシンをかけるときは、
      直線ミシンの線からではなく、生地端から2~3mmほど離れた位置を縫ってください。
      布帛の縫い代は少ないとほつれやすいので、縫い代はカットしなくても大丈夫です。

    ラップパンツのつくり方

    制作の前にまずはページを一読し、おおまかな流れを把握しておきましょう。

    1.生地を裁断する

     前パンツの合印の入れ方

    • 縫い止まりの合印は裏側につけます。
    • 合印(2)は左パンツのみにつけます。
    • 合印(3)は右パンツのみにつけます。


    1. 生地を裁断する。

    2.接着テープを貼る

    1. 前パンツの裏側に、ポケット口の伸び止めとして布帛用接着テープを貼る。
      ※接着テープは、ポケット口の合印より1cm程度外側まで貼る。

    2. 接着テープを貼ったあとはポケット口の合印をもう一度入れる。

    3.脇と股上の生地端を始末する

    1. 前後パンツの脇と股上はそれぞれ1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。

    2. 前後パンツ4枚とも同様にロックミシンをかける。


    4.後ポケットを作り、つける

    1. 後ポケットの口の生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。

    2. 裏返して後ポケットの口をアイロンで3cmの二つ折りにし、まち針でとめる。

    3. 生地端より1~2mm内側を縫う。

    4. 後ポケットの口以外の縫い代をアイロンで1cm内側に折る。

    5. 後パンツの後ポケット付位置に後ポケットを配置し、まち針でとめる。



    6. 後ポケットの折り端より1~2mm内側をミシンで縫う。


      ※ポケットの口は負担がかかりやすいので、補強のために
      三角に縫い止めておきます。

    7. 反対側の後パンツにも同様にポケットをつける。


    5.股上を縫い合わせる

    1. 後パンツを中表に合わせ、股上をまち針でとめる


    2. 縫い代1cmで縫う。

    3. 縫い代をアイロンで割る。

    6.前パンツの脇と中心のタックを作る

    1. 前パンツの裏側に合印(1)と縫い止まりをつなげてチャコペンなどで線を引く。
    2. 合印(1)同士と縫い止まり同士を中表に合わせ、まち針でとめる。


    3. チャコペンで引いた線の上を縫う。

    4. 中心側にタックを倒しアイロンをかける。

    5. 生地端より5mm内側を縫い、タックを仮止めする。

    6. 反対側のタックも同様に縫う。

    7. 「5.股上を縫い合わせる」と同様に前パンツの股上を縫い合わせる。


      ※ここから中心のタックを作ります。

    8. 右パンツの山を左パンツの合印(2)に合せてまち針で止める。

    9. 左パンツの山を右パンツの合印(3)に合せてまち針でとめる。

    10. 8でとめたまち針を一度外して重なった生地を一緒にとめ直す。

    11. 中心をまち針でとめる。

    12. 裏返して生地端より5mm内側を縫い、仮止めをする。


    7.脇を縫い合わせる

    1. 前後パンツを中表に合わせ、脇をまち針でとめる。

    2. ポケット口を除き、縫い代1cmで縫う。

    3. 縫い代をアイロンで割る。

    4. ポケットの口も縫い代が1cmになるようにアイロンをかける。

    8.ポケットを作り、つける

    1. ポケットのパターンに目打ちで穴をあける。

    2. ポケットの裏に縫い止まりの印をチャコペンでつける。
      ※印をつけるのは左右ポケット2枚のみです。

    3. ポケットの口の生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
      ※ロックミシン糸の糸端は短くカットしましょう。

    4. ポケットを中表に合わせてまち針でとめる。

    5. 縫い代7mmで縫う。
      ※縫い止まりの印~縫い止まりの印の間を縫います。
      ※カーブになっている方から縫いはじめる場合はポケット口に対して直角ではなく斜めにして縫い始めましょう。


    6. もう片方のポケットも同様に縫う。
    7. ポケットの周りの生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
      ※ロックミシン糸は長く残します。


    8. ロックミシン糸を始末する。

    9. ポケットの1枚だけに縫い止まりまで切り込みを入れる。
      ※もう1枚のポケットには切込みは入れないように注意しましょう。
      ※切り込みを入れた方が前ポケットになります。








    10. 前パンツと前ポケットのポケット口の印を中表に合わせる。


    11. ポケット口の合印を合わせてまち針でとめる。

    12. 反対のポケットも同様にとめる。

    13. 縫い代1cmで縫う。
      ※接着テープが貼ってある側を見ながら縫いましょう。
      ※脇のミシン線より1針縫い代側を縫いましょう。
      ※他の生地を縫い込まないように注意しましょう。



    14. 縫ったポケット口をアイロンで整える。
      ※1cmで縫った縫い代をアイロンで割るときれいに仕上がります。


      ※表から見えないように、ポケット布を1mm程度控えましょう。


    15. パンツを表に返す。
    16. 前パンツのポケット口に5mmくらいの幅で「コ」の字にステッチをかける。
      ※他の生地を縫い込まないように注意しましょう。

    17. 反対のポケットも同様に縫う。
    18. パンツを裏返す。
    19. 後パンツのポケット口の印と後ポケットの印を中表に合わせ、まち針でとめる。


    20. 縫い代1cm程度で縫う。

    21. 反対のポケットも同様に縫う。

    22. ポケット口止まり(コの字の上下)に2〜3回返し縫いをする。
      ※ポケット口は力がかかる部分なので写真のように補強をしておくといいでしょう。


      ポケット側から見たところ

    9.股下を縫い合わせる

    1. 股下を中表に合わせ、まち針でとめる。


    2. 縫い代1cmで縫う。

    3. 生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。

    4. 縫い代をアイロンで後パンツ側に倒す。

    10.ベルトを作る

    1. 前ベルトを外表にアイロンで折る。

    2. 半分に折ったアイロン線を開く。
    3. 短辺に合印がない側を裏側に1cmアイロンで折る。

    4. 後ベルトも同様にアイロンで折る。

    5. アイロン線を開き、前後ベルトを中表に重ね、短辺をまち針でとめる。

    6. ゴム通し口をあけ、縫い代1cmで縫う。

    7. 縫い代をアイロンで割る。

    8. 縫い目より5mm外側を縫い、縫い代を押える。

    9. 開いたアイロン線を折り直す。

    11.ベルトをつける

    1. パンツの中にベルトを入れ、前中心、後中心、脇をそれぞれ合印と合わせてまち針でとめる。

      ※ベルトとパンツは中表になりません。
      ※とめるのは1cm折っていない側の生地端です。間違えないように注意しましょう。



    2. さらに全体を細かくまち針でとめる。

    3. 縫い代1cmでぐるりと1周縫う。

    4. パンツを裏返し、ミシン線よりアイロンで縫い代をベルト側に倒す。

    5. ベルトで縫い代をくるんでまち針でとめる。


    6. ベルトの折り端より1~2mm内側をぐるりと1周ミシンで縫う。


    12.裾の始末をする

    1. 裾の生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。

    2. アイロンで3cmの二つ折りにする。


    3. 生地端より1~2mm内側を縫う。

    4. 反対の裾も同様に縫う。


    13.ゴムを通す

    1. ひも通しなどを使用し、脇のゴム通し口よりゴムを通す。
      ※ゴムの引き具合はお好みで調節しましょう

    2. ゴム端を2cm程度重ねて「N」字に縫う。
      ※手で縫いとめてもいいでしょう

    3. ゴム通し口を手縫いで縫い閉じる。

    4. ウエストベルトを左右に引っ張り、パッと手を放してギャザーを均等に寄せる。

    5. ウエストベルトの両脇に1cm程度2~3回返し縫いをして、ゴムを縫いとめる。
      ※このミシンは着脱時や洗濯の時などゴムがねじれないようにするための作業です。

    14.仕上げ

    1. 全体にスチームアイロンをかける。

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    完成

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