No.207 フレアプルオーバーのつくり方
No.207 フレアプルオーバーのつくり方ページになります。

No.207 フレアプルオーバー
40サイズ(モデル身長:163cm)

40サイズ(モデル身長:163cm)

40サイズ(モデル身長:163cm)
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後ろあきのデザインについて
リボンタイプ(結ぶタイプ)と丸ゴムタイプ(ループ+ボタン)の2種類があり、
どちらも仕上がりの印象や使い心地が異なります。
それぞれの仕様に合わせた作り方をご紹介していますので、
お好みに合わせてお選びください。
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リボンタイプ
後ろあきに2本のコード布をつけてリボンで結ぶ仕様です。
自然な表情のある仕上がりで、さりげない女性らしさを演出できます。
ナチュラルな雰囲気やリラックス感のある装いにおすすめ。 -
丸ゴムタイプ
後ろあきに丸ゴムのループとボタンをつける仕様です。
すっきりとシンプルなデザインで、カジュアルにもきれいめにも合わせやすく、着脱もスムーズです。
目次
パターンについて
ソーイングをはじめる前に
※初めての方は必ずお読みください。
※Rick Rack のパターンに慣れている方はこちらからスタートしてください。
これで準備はOKです! それでは、はじめましょう。
フレアプルオーバーのつくり方
制作の前にまずはページを一読し、おおまかな流れを把握しておきましょう。
1.生地を裁断する
パターンには縫い代が含まれています。各合印などもお忘れなく。
2.接着テープを貼る
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後身頃の肩とあき部分の裏側に、伸び止めのため布帛用接着テープを貼る。
3.後身頃の中心を縫い、あきを作る
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後身頃の中心の縫い代は左右それぞれ、
生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。 -
後身頃を中表に合わせ、あき止まりの合印から裾までをまち針でとめる。
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縫い代1cmで縫い合わせる。
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縫い代をアイロンで割る。
あきの部分の縫い代も1cm幅になるようにアイロンをかける。 -
衿ぐりからあき止まりまでの縫い代をまち針でとめる。
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写真を参考にして、折り端から7mm程度内側をミシンで縫う。
※ミシンは裏側からかけます。
※ミシンはあき止まりで「コ」の字に縫いましょう。
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身頃を表に返し、あき止まりのミシン線に重ねて2~3回返し縫いをする。
※あき止まりの位置は力がかかる部分なので、このように補強しておくとよいでしょう。
4.肩を縫う
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前身頃、後身頃を中表に合わせ、肩をまち針でとめる。
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縫い代1cmで縫い合わせる。
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縫い代を1~2mm切り落としながらロックミシンをかける。
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縫い代はアイロンで後身頃側に倒す。
5.コードを2本つくる ※リボンタイプのみ
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コード布の裏側に長辺の生地端を、コード布の半分の位置に合わせてアイロンで折る。
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もう片方もコード布の裏側に長辺の生地端を、
コード布の半分の位置に合わせてアイロンで折る。 -
コード布の短辺の片側をアイロンで裏側に5mm折る。
※ここで折るのは片側のみです。
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折り端と折り端を合わせてまち針でとめる。
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コード布の中心にミシンをかける。
コード布にミシンをかける時のポイント
縫い終わりは返し縫いがしづらいので、コード布を回して縫います。
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縫い終わりまできたら、針を落とした状態で押え金を上げる。
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コード布を回して向きを変えます。
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2~3目縫い進めます。
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もう一度針を落とした状態で押え金を上げて
コード布を回して向きを変えて縫います。これで返し縫いができました。
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6.衿ぐりの始末をする
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バイアス布の長辺の片側をアイロンで裏側に7~8mm折る。
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テープの折った側を指(爪)でしごいてしっかりと伸ばす。
※こうすることで、衿ぐりのカーブに自然に沿うようになります。
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バイアス布と身頃を中表にし、
折ってない側を衿ぐりの生地端と合わせまち針でとめる。 -
テープの両端は1cm程度多めに残してカットする。
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縫い代7mmで縫い合わせる。
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縫い代に1~2cm間隔で切り込みを入れる。
※これはカーブ部分の縫い代がきれいに折り返せるようにするためです。
※切り込みはミシン線ぎりぎりのところまで入れますが、
ミシン糸は切らないように注意しましょう。 -
身頃を裏返してミシン線よりテープを起こす。
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コードを後衿ぐりミシン線の下にミシンで2~3回返し縫いをして縫いとめる。
※左右両方とも縫いとめます。
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丸ゴムをループ状にして、右後衿ぐりより5mm程度下がったところに
ミシンで2~3回返し縫いをして縫い止める。 -
バイアス布の端を1cm内側に折り込む。
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衿ぐりの生地端をバイアス布で包み込むように折り込み、全体をまち針でとめる。
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バイアス布の折り端より1~2mm内側をミシンで縫う。
※このバイアステープは生地端の始末のためにつけるものです。
生地端を包んでから裏側に折り込むので、テープは表側からは見えません。 -
コード布(または丸ゴム)は補強のため、表側から2~3回返し縫いをする。
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衿ぐりをアイロンで整える。
※リボンタイプのみ
※丸ゴムタイプのみ
7.脇を縫う
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前身頃、後身頃を中表に合わせ、まち針でとめる。
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縫い代1cmで縫い合わせる。
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生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
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脇の縫い代はアイロンで後身頃側に倒す。
8.袖をつくる
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前後の袖下をアイロンで5mmの三つ折りにし、まち針でとめる。
三つ折りをする時のポイント
まず1cm折ってアイロンをかけ、一度開きます。
折り目を目安に5mmずつ2回折ると、きれいに三つ折りができます。 -
折り端より1~2mm内側を縫う。
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袖口をアイロンで7.5mmの三つ折りにし、まち針でとめる。
※寸法は違いますが、三つ折りの折り方は袖下と同様です。
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折り端より1~2mm内側を縫う。
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表側から袖山のタックを矢印の方向たたみ、まち針でとめる。
※袖には前後左右があります。
※裏表を間違えないように注意しましょう。
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タックのたたみ方の良い例
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タックのたたみ方の悪い例
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生地端より5mm内側を縫い、仮止めをする。
※このミシンは身頃と袖を縫い合わせる際、タックがずれないようにするためです。
1cm以上内側に入ってしまうと出来上がったときに表に見えてしまうので
注意しましょう。※反対の袖も同様に縫います。
9.身頃に袖をつける
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身頃と袖を用意する。
※説明では見やすくするためにまんじゅうを使用していますが、
実際の作業ではなくても問題なく作れます。 -
前身頃と前袖を中表に重ね、脇と袖下、肩線と袖山の合印、
各合印を合わせてまち針でとめる。 -
後身頃と後袖も同様にまち針でとめる。さらに全体をまち針でとめる。
※前後の袖下は脇線にぴったり合わせます。
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縫い代1cmで縫い合わせる。
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生地端を1~2mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシンの糸端は始末しておきましょう。
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下記イラストを参考に、脇線から身頃側に前後3cmの位置に印をつける。
※表に付けるのであとで消せるチャコペンを使用しましょう。
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袖ぐりの縫い代を身頃側に倒し、印と印の間を袖付けのミシン線より
7mm身頃側にミシンをかけ縫い代を押える。 -
反対の袖も同様に縫う。
10.裾を始末する
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裾をアイロンで7.5mmの三つ折りにし、まち針でとめる。
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折り端より1~2mm内側を縫う。
11.ボタンをつける ※丸ゴムタイプのみ
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後あきの左身頃側にボタンをつける。
ボタン参考寸法 1.2cm~1.5cm
12.仕上げ
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全体にスチームアイロンをかける。
完成

No.207 フレアプルオーバー
38サイズ(モデル身長:163cm)




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