No.209 タックドレスのつくり方
No.209 タックドレスのつくり方ページになります。

No.209 タックドレス
40サイズ(モデル身長:163cm)

40サイズ(モデル身長:163cm)

40サイズ(モデル身長:163cm)

40サイズ(モデル身長:163cm)
パターンをご購入の方はこちらから↓
目次
パターンについて
ソーイングをはじめる前に
※初めての方は必ずお読みください。
※Rick Rack のパターンに慣れている方はこちらからスタートしてください。
これで準備はOKです! それでは、はじめましょう。
タックドレスのつくり方
制作の前にまずはページを一読し、おおまかな流れを把握しておきましょう。
1.生地を裁断する
-
生地を裁断する。
※前中心身頃のパターンは前中心タック布のタックを縫ったあとに
裁断するときに使う出来上がりのパターンです。
前中心身頃のパターンで生地を裁断しないでください。
パターンには縫い代が含まれています。各合印などもお忘れなく。
2.前中心身頃を作る
-
前中心タック布の合印をつなげてガイド線を引く。
-
ガイド線をアイロンで折る。
※外表になるようにタックを折ります。
-
ガイド線の折山から1.5cm内側をタック止まりの合印まで縫う。
※1.5cmより大きく縫わないように注意しましょう。
※マグネット定規を使うと均等に縫うことができます。
-
前中心から外側に向かってタックをアイロンで倒す。
※中心のタック1本はここではアイロンをかけません。
-
中心のタックはアイロン線とタックのミシン線が重なるようにタックをつぶし、
アイロンをかける。 -
前中心タック布に前中心身頃のパターンを上から重ねる。
-
パターンと脇の合印、タック止まり、前中心、肩のタックの山を合わせる。
※パターンの線をタックの山に合わせます。
脇の合印
タック止まり
※生地のタック止まりにパターンの合印を重ねて合わせます
前中心
肩のタックの山
-
衿ぐり、肩を裁断する。
※両端の縫い代を必ず外側に倒した状態で裁断してください。
-
衿ぐりのタック部分は生地端より5mm内側をミシンで仮止めする。
※肩は止めません。
3.接着テープを貼る
-
前脇身頃の裏側にポケット口の伸び止めとして布帛用接着テープを貼る。
※接着テープは合印より1cm程度外側まで貼ります。
-
後身頃の肩とあき部分に伸び止めとして布帛用接着テープを貼る。
4.前中心身頃と前脇身頃を縫い合わせて「前身頃」をつくる
-
前中心身頃と前脇身頃を中表に合わせてまち針でとめる。
※タックの山は縫い込まないようによけてまち針をとめましょう。
-
縫い代1cmで縫う。
-
生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
-
縫い代はアイロンで前脇身頃側に倒す。
-
反対側も同様に縫う。
-
前身頃の肩を生地端より5mm内側を縫い、タックを仮止めする。
5.前身頃にポケットをつける
-
前身頃とポケット1枚を用意する。
-
前身頃とポケットを中表に合わせてポケット口をまち針でとめる。
-
接着テープを貼った側からポケット口を「コ」の字に生地端より1cm内側を縫う。
-
角に斜めに切り込みを入れる。
-
身頃を裏に返す。
-
アイロンでミシン線から縫い代をポケット側に倒す。
-
ポケットの布を裏に返す。
-
ポケット口をアイロンで整える。
-
ポケット口に表から「コ」の字に、短辺は1~2mm程度、
長辺は7mm程度でステッチをかける。 -
もう1枚のポケットを用意する。
-
ポケットを中表に合わせまち針でとめる。
※ポケット同士をまち針でとめます。
身頃を一緒にとめないように注意しましょう。 -
縫い代7mmで縫う。
-
ポケットの生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
-
ポケット口の上下の生地端より5mm内側をミシンで仮止めをする。
※合印とポケットの角をあわせましょう。
※心配な方はまち針でとめてもよいでしょう。
※ポケットがあるところまで縫いましょう。
裏から見たところ
6.後身頃の中心を縫い、あきを作る
-
後身頃の中心の縫い代は左右それぞれ、
生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。 -
後身頃を中表に合わせ、あき止まりの合印から裾までをまち針でとめる。
-
縫い代1cmで縫い合わせる。
-
縫い代をアイロンで割る。
あきの部分も、縫い代が1cmになるようにアイロンをかける。 -
衿ぐりからあき止まりまでの縫い代をまち針でとめる。
-
写真を参考にして、折り端から7mm程度内側をミシンで縫う。
※ミシンはあき止まりで「コ」の字に縫いましょう。
-
身頃を表に返し、あき止まりのミシン線に重ねて2~3回返し縫いをする。
※あき止まりの位置は力がかかる部分なので、このように補強しておくとよいでしょう。
7.肩を縫う
-
前身頃、後身頃を中表に合わせ、肩をまち針でとめる。
-
縫い代1cmで縫い合わせる。
-
縫い代を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
-
縫い代はアイロンで後身頃側に倒す。
8.衿ぐりの始末をする
-
衿バイアス布の長編の片側をアイロンで裏側に7~8mm折る。
-
バイアス布の折った側を指(爪)でしごいてしっかりと伸ばす。
※こうすることで、衿ぐりのカーブに自然に沿うようになります。
-
バイアス布と身頃を中表にし、
折ってない側を衿ぐりの生地端と合わせまち針でとめる。※バイアス布の両端は1cm程度多めに残してカットします。
-
縫い代7mmで縫い合わせる。
-
縫い代に1~2cm間隔で切り込みを入れる。
※これはカーブ部分の縫い代がきれいに折り返せるようにするためです。
※切り込みはミシン線ぎりぎりのところまで入れますが、
ミシン糸は切らないように注意しましょう。 -
ミシン線よりアイロンでバイアス布を起こす。
-
丸ゴムをループ状にして、右後衿ぐりのミシン線より5mm程度下がったところに
ミシンで2~3回返し縫いをして縫い止める。※表に見えるループは1cm程度になります。
※ゴムは手縫いで2~3回かがってつけてもよいでしょう。
※ゴムは細くてまち針でも止められないので、ミシンをかける前に、
セロハンテープなどで軽く止めておいてもよいでしょう。※ミシンをかけた後はセロハンテープをはがしましょう。
-
バイアス布を1cm裏側に折り込む。
-
衿ぐりの生地端をバイアス布で包み込むように折り込み、
全体をまち針でとめる。 -
バイアス布折り端より1~2mm内側を縫う。
※このバイアステープは生地端の始末のためにつけるものです。
生地端を包んでから裏側に折り込むので、テープは表側からは見えません。 -
丸ゴムは補強のため、表側から2~3回返し縫いをする。
-
衿ぐりをアイロンで整える。
9.袖ぐりの始末をする
-
袖バイアス布の長編の片側をアイロンで裏側に7~8mm折る。
-
袖バイアス布と身頃を中表にし、
折ってない側を袖ぐりの生地端と合わせまち針でとめる。 -
バイアス布の両端は1.5cm程度多めに残してカットする。
-
縫い代7mmで縫う。
-
縫い代に1~2cm間隔で切り込みを入れる。
-
ミシン線よりアイロンでバイアス布を起こす。
-
生地端をバイアス布で包み込むようにミシン線より折り返し、まち針でとめる。
-
バイアス布の折り端より1~2mm内側を縫う。
※袖ぐりをアイロンで整えてはみ出たバイアス布は脇線に沿ってカットします。
10.脇を縫う
-
脇を縫う前に前後身頃の裾を1cmの三つ折りにアイロンで裏側に折る。
※先に折っておくと後の工程が楽です。
-
裾のアイロン線を開き、前後身頃を中表に合わせ、まち針でとめる。
-
ポケット口以外を縫い代1cmで縫う。
失敗例
脇下がずれたまま縫い合わせると、
出来あがったときに画像のように段差になってしまいます。
生地端をぴったり合わせて縫いましょう。 -
ポケット口は縫い代7mmで縫う。
-
生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※脇下のロックミシンの糸端は始末します。
-
縫い代を後身頃側にアイロンで倒す。
-
表側から脇下とポケット口に返し縫いをする。
※脇下は縫い代を縫い止めるためです。
※ポケット口は力がかかる部分なのでこのように補強しておくといいでしょう。
11.裾の始末をする
-
開いた裾のアイロン線を折り直しまち針でとめる。
-
折り端より1~2mm内側を縫う。
12.ボタンをつける
-
後あきの左身頃側にボタンをつける。
ボタン参考寸法 直径1.3cmくらい
13.仕上げ
-
全体にスチームアイロンをかける。
完成

No.209 タックドレス
38サイズ(モデル身長:163cm)

38サイズ(モデル身長:163cm)

38サイズ(モデル身長:163cm)
パターンをご購入の方はこちらから↓
テキストを印刷する場合
作品の画像が多いため「作り方ページ」をすべて印刷すると
かなりのページ数になってしまいます。
印刷する際には必要部分だけを選択すると無駄がありません。
印刷時の「ページ」設定を「すべて」ではなく、
「ページ指定」にして必要部分だけを印刷してご利用ください。
※画像はiPhoneのSafariでの画面になります。
「1枚あたりのページ数」を「2」に設定すると
A4用紙1枚に2ページ分が印刷されるため、
さらに印刷枚数を減らすことができるので
こちらも参考にしてみてください。
コンビニなどで印刷する場合は
ページを1度PDFで保存し、コンビニのアプリから印刷範囲など設定できます。
PDFへの保存方法