軽さとふんわり感にこだわって仕上げたウール。
表がヘリンボーン織り、裏が綾織りですが
表は起毛が施されているのでヘリンボーン柄はほとんど見えません。
(裏側の綾織りは見えます)
混率が若干異なりますが
同じ規格で生産された2色展開の『【5】ウール』もご紹介しています。
『【5】ウール』は表裏、どちらも織り組織が見えているので
印象がかなり異なります。
『【5】ウール』はこちらから
【5】ウール
このこっくりした色合いのブルゾンなら
どんなアイテムとも合わせやすく
上品で大人なスタイリングになりますね。
おすすめパターンは『コクーンブルゾン』
このウールは見るからに上質で
製品映えする生地になっていますが
上質ゆえの厚みから、縫い代などの細かい処理が難しく
家庭用ミシンなどパワーが弱いものでは難儀することが想定されます。
そこでここからはわたしの提案です。
厚地の生地端処理に自信があるベテランさん以外の方は
見返し、ポケットなどを別布で制作してみてください!
おススメの生地はウールよりは
リネン、コットンなどの薄地~中厚地程度のもの。
色や柄はお好みで。
ちらっと見える見返しが違うお色だったりするのも
手づくりならではで素敵ですよね。
別布の必要な長さは0.8m程度(生地幅が105cm以上ある生地の場合です)
もしRick Rack の生地をお使いになる場合には
以下の生地などがおすすめですが
お手持ちのお気に入りの生地を使うというのも良さそうです。
別布おすすめ生地
スープルコットン
別布おすすめ生地
ヨーロッパリネン-和-
別布おすすめ生地
ヨーロッパリネン【2】
別布使いするのは以下のパーツになります。
画像と見比べて、間違わないように裁断してくださいね。
※テキストには前ポケットのみ別布をおすすめしていますが、
前後ポケットを別布で制作することで作りやすくなります。
おすすめパターン参考写真
【STEP UP】No.198 コクーンブルゾン
『【4】ウール』は生地幅約135cm
このウールを使い、見返しなどを別布使いすると
本体に必要な長さはどのサイズもだいたい1.7m程度になります。
1.5mでは足りなくて、2mだと結構余りが出る。
無駄なく1着分あれば嬉しいかしら?とちょっと思ったので
1着分が無駄なく作れるカットクロスでご用意しました。
このウールはメーカー希望小売価格は4,000yen(4,400)ですが
早期完売した【1】【2】【3】のウール同様
今回も納得の手づくり価格1m 1,800yen(税込1,980)でご紹介いたします。
きちんとしたアウターの『コクーンブルゾン』
わたしに作れるのかしら?と不安に思っている方。
テキスト通り制作すれば、誰でも作ることができるので安心してください。
以下でご紹介する「作ってみました」コーナーで
Rick Rack スタッフ チワックスが『コクーンブルゾン』を制作した感想をご紹介しているので
ぜひ参考にしてください。
「作ってみました」はこちら
おすすめパターン参考写真
【STEP UP】No.198 コクーンブルゾン
ウール生地は縮みやすい素材です。
水に濡れると縮みが生じます。
洋服をつくるのなら
メンテナンスの基本はドライクリーニングになるため、
洗濯を想定した水につける地直し方法は行いません。
地の目を整えるため、
縫う前に下記の方法で軽い地直しをしてください。
1. 霧吹きを使って生地の表面全体にたっぷり霧を吹きつける。
2. ビニール袋などに入れて密閉し、
2~3時間放置して水分をしっかりとなじませる。
3. 当て布をしてドライアイロンで地の目を整える
バッグや雑貨、小物などくり返しお洗濯しないものに関しては
地直しをしなくても大きな問題はありません。
この生地には方向性があるので、
型紙を差し込んで裁断することはできません。
上から下に手のひらでなぞって
抵抗なく滑らかな手触りが正しい生地の方向です。
画像のような↓染色ロットによる色ブレが生じることがあります。
written by みその