No.151 ティアードワンピース【2】のつくり方
No.151 ティアードワンピース【2】のつくり方ページになります。

No.151 ティアードワンピース【2】
38サイズ(モデル身長:163cm)

38サイズ(モデル身長:163cm)

38サイズ(モデル身長:163cm)

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目次
パターンについて
ソーイングをはじめる前に
※初めての方は必ずお読みください。
※Rick Rack のパターンに慣れている方はこちらからスタートしてください。
これで準備はOKです! それでは、はじめましょう。
ティアードワンピース【2】のつくり方
制作の前にまずはページを一読し、おおまかな流れを把握しておきましょう。
つくり方は動画でもご覧いただけます。あわせてご活用ください。
接着芯について
用尺に余裕がある場合におすすめの接着芯の貼り方
生地と接着芯を別々に裁断する方法よりも粗裁ちした生地に
先に接着芯を貼ってから裁断するので正確に裁断ができます。
裁断も一度で済みます。
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表布と接着芯をパターンより大きめに裁断します
(生地・接着芯(薄地)それぞれ【30cm×30cm】) -
表布の裏に接着芯を貼ります
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パターンどおりに裁断します
1.生地を裁断する
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4cm×2cmの布帛用接着芯(薄地)を4枚裁断する。
※これはボタンホールをあけるときの補強用接着芯です。
パターン内部の十字の合印について
パターン内部の十字の合印は、生地の裏につけます。
ボタンホール位置の印は、生地の表につけます。 -
生地を裁断する。
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ボタンホール位置に、チャコペンでガイド線を引く。
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反対側も同様にガイド線を引く。
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後身頃も同様にガイド線を引く。
2.接着テープ・接着芯を貼る
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後ヨークの肩に伸び止めのため、布帛用接着テープをアイロンで貼る。
※アイロンは滑らせず上から押さえるようにして貼りましょう。
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ボタンホール位置のガイド線の上下に目打ちで穴を開け、裏側まで通す。
※これはボタンホールの補強用接着芯を貼るときの位置の目安です。
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反対側も同様に目打ちで穴を開ける。
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後身頃も同様に目打ちで穴を開ける。
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前身頃と15cmにカットした布帛用接着テープ×2、
ボタンホール用接着芯を前身頃分の2枚を用意する。 -
前身頃の裏側に、ポケット口の伸び止めとして布帛用接着テープを貼る。
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ボタンホールの位置に接着芯を貼る。
前身頃裏側の目打ちで開けた印が隠れるように接着芯の糊の面を合わせ、重ねて貼る。※この接着芯はボタンホールをあける時の補強となります
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反対側も同様に接着芯、接着テープを貼る。
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後身頃も同様にボタンホール位置に接着芯を貼る。
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前後見返しの裏側に接着芯を貼る。
※接着芯を貼ってから前見返し、後見返しを裁断した場合は、
3.ボタンホールを開けるまで進みます
3.ボタンホールを開ける
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前身頃につけたボタンホールの位置にボタンホールを開ける。
※ボタンホールは目立つ部分です。
ハギレなどで練習してから取りかかると安心です。※ボタンホールについてはミシンによってその工程が違うので、
お使いのミシンの取り扱い説明書を参考にしてください。 -
反対側も同様にボタンホールを開ける。
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後身頃も同様にボタンホールを開ける。
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ボタンホールに穴を開ける。
※まず小さなハサミで少し切って穴を開けます。
生地が薄い場合は気をつけて扱いましょう。 -
ボタンホールにピケを塗り、ほつれ止め始末をする。
※ピケを塗って乾燥させておくと、洗濯をしても切り端がほつれてくることなく、
きれいなボタンホールをキープすることができます。※裏側にもピケを塗っておきましょう。
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すべてのボタンホールに穴を開け、ピケを塗る。
4.身頃にウエスト布をつける
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前後ウエスト布の上下の生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシン糸の糸端は短くカットしましょう。
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前身頃の裏側の上に前ウエスト布の表側を上にして重ねる。
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前身頃の内側部分の中心の合印に、
前ウエスト布の上側の中心を合わせてまち針でとめる。 -
続いて、前身頃の合印に前ウエスト布の上側の生地端を沿わせるように合わせ、
まち針でとめる。※ボタンホールの接着芯のはみだしが気になる場合は
はみ出した部分をはがしてカットしておきましょう -
下側もまち針でとめる。
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前ウエスト布の上の生地端から5mm内側を縫う。
つづけて、下側の生地端から5mm内側を縫う。 -
同様に後ウエスト布を後身頃につける。
5.ポケットをつくる
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前身頃とポケット2枚を用意する。
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前身頃とポケットを中表に合わせてポケット口をまち針でとめる。
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接着テープを貼った側からポケット口を「コ」の字に生地端より1cm内側を縫う。
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反対側も同様に縫う。
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角に斜めに切り込みを入れる。
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反対側も同様に切り込みを入れる。
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身頃を裏に返す。
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アイロンでミシン線から縫い代をポケット側に倒す。
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ポケットの布を裏に返し、ポケット口をアイロンで整える。
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反対側も同様にアイロンで整える。
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ポケット口に表から「コ」の字にステッチをかける。
※短辺は1~2mm程度、長辺は7mm程度でステッチをかけましょう。
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反対側も同様に縫う。
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もう一枚のポケットを用意し、中表に合わせまち針でとめる。
※身頃を一緒にとめないように注意しましょう。
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縫い代7mmで縫う。
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反対側も同様に縫う。
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ポケットの生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシン糸の糸端は短くカットしましょう。
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前身頃を表に返す。
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ポケット口の上下の生地端より5mm内側をミシンで仮止めをする。
※合印とポケットの角をあわせましょう。
※身頃をポケットにぴったりあわせましょう。
※心配な方はまち針でとめてもよいでしょう。
※ポケットがあるところまで縫いましょう。
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反対側も同様に仮止めをする。
6.肩を縫う
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前後ヨークを中表に合わせ、肩をまち針でとめる。
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縫い代1cmで縫う。
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生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシン糸の糸端は短くカットしましょう。
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肩の縫い代をアイロンで後ろに倒す。
※生地がたるまないように指でしっかり生地を広げてアイロンをかけます。
7.見返しをつくり、つける
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前見返しの裏側に、チャコペンでV部分のステッチのガイド線を引く。
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前後見返しを中表に重ね、肩をあわせてまち針でとめる。
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縫い代1cmで縫う。
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縫い代をアイロンで割る。
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外周りの生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシン糸の糸端は短くカットしましょう。
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ヨークを表を上にして広げて置き、見返しを中表に重ねる。
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肩の縫い目、前ヨークと前見返しの中心、後ヨークと後見返しの中心を合わせてまち針でとめる。
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さらに全体を細かくまち針でとめる
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縫い代1cmで縫う。
※前見返しのV字部分はチャコペンで引いたガイド線に沿って縫います。
輪のものを縫う時のポイント
縫いはじめは返し縫いなしで縫いはじめます。
縫いおわりは、はじめのミシン線に重ねてしっかりと返し縫いをしましょう。 -
V字の中心に切り込みを入れる。
続けて、カーブ部分の縫い代に1~1.5cm間隔にハサミで切り込みを入れる。※切り込みはミシン線ぎりぎりのところまで入れますが、
ミシン線は切らないように注意しましょう。 -
ヨークを裏返し、ミシン線に沿って縫い代をアイロンでヨーク側に折る。
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見返しを表に返し、アイロンで形を整える。
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見返し端をまち針で身頃にとめる。
※見返しをとめるときは、ゆがまないように気をつけましょう。
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衿ぐりから2~3mm内側をミシンで縫う。
続けて、見返し端より2~3mm内側を縫う。
※衿ぐりは目立たない肩あたりから縫いはじめるといいでしょう。
※見返しは画像を参考に縫いましょう。
8.ヨークと身頃を縫い合わせる
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前身頃の上端にギャザー寄せのミシンをかける。
ギャザーを寄せる方法
※ミシンを使う方法と手縫いで並み縫いする方法があります。
説明ではミシンを使う方法で進めていますが、お好きな方法で進めてください。【ミシンを使う場合】
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はじめにミシンの針目を大きく(3~4mm程度)設定する。
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縫いはじめは返し縫いをする。
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生地端より5mm内側を縫う。
※身頃のギャザー寄せのミシンは、両端から2cm程度内側にかけます。
※ミシンの5mmの目盛りに生地端を合わせながら縫いますが、不安な方はマグネット定規を5mmの幅にセットして縫うとまっすぐきれいに縫うことができます。
※縫い終わりは返し縫いはしません。
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縫い終わりの糸は5~10cm程度残す。
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次に生地端より7mm程度内側を縫う。
※マグネット定規を使う方は7mmの幅にセットしましょう。
※1cm以上内側を縫ってしまうと、
できあがったときに表に見えてしまうので注意しましょう。 -
後身頃も同様にギャザー寄せのミシンをかける。
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ミシンの針目を元に戻す。
2本縫うことによってギャザーをきれいに寄せることができます!
【手縫いの場合】
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ミシン糸を2本取りにし、糸端を大きめの玉結びにする。
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生地端より5mm程度内側と7mm程度内側を細かめに(3~4mm)並み縫いする。
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ヨークと同じ長さになるまで前身頃のギャザーを寄せる。
※糸が切れやすいので強く引かないように注意しましょう。
※引っ張るのは上糸(赤)のみです。
上下の糸を引っ張ってしまうと、ギャザーが寄らなくなってしまうので注意しましょう。 -
前身頃と前ヨークの中心、合印同士がそれぞれ合うように寸法を合わせてギャザーを寄せる。
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糸端をしっかり結ぶ。
※糸端を結ぶ際は【2本まとめて玉結びにする方法】を参考にして結んでください。
2本まとめて玉結びにする方法
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上糸(赤)をひっぱり、下糸(白)を引き出す。
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上糸と下糸を2本をまとめて輪にして結ぶ。
※このとき、目打ちを使うと結びやすいです。
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糸端は1cm程度残して切る。
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※ギャザーを寄せたあと、縫い代部分のみにアイロンをかけて押さえておくと
ギャザーが落ち着き、次の縫い合わせの工程が楽になります! -
後身頃も同様にギャザーを寄せる。
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前ヨークに前身頃を中表に重ねる。
↓
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前ヨークと前見返しの中心、合印を合わせてまち針でとめる。
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縫い代1cmで縫う。
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生地端より1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシン糸の糸端は短くカットしましょう。
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縫い代はアイロンでヨーク側に倒す。
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同様に後身頃と後ヨークを縫い合わせる。
9.袖ぐりの始末をする
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袖ぐり用のバイアステープを1m用意する。
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バイアステープは片側のアイロン線を開き、折り線に沿ってハサミでカットする。
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テープの折れている側を指(爪)でしごいてしっかりと伸ばす。
※こうすることで、衿ぐりのカーブに自然に沿うようになります。
※ここでバイアステープをしっかりと伸ばしておくときれいに仕上がります。
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半分の長さにカットする。
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前袖ぐりからはみ出した縫い代をカットする。
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バイアステープと身頃を中表に合わせ、まち針でとめる。
※バイアステープのカットした側を袖ぐりの生地端に合わせます。
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縫い代7mmで縫う。
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はみ出たバイアステープを切り落とす。
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縫い代のカーブ部分に1~1.5cm間隔で切り込みを入れる。
※これはカーブ部分の縫い代をきれいに折り返すためです。
※切り込みはミシン線ぎりぎりまで入れますが、ミシン糸は切らないように注意しましょう。
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身頃を裏返す。
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生地端を包み込んだらそのままミシン線より折り込み、まち針でとめる。
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テープ端より1~2mm内側をミシンで縫う。
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反対側も同様に縫う。
10.脇を縫う
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前後身頃を中表に重ね、脇下、身頃の裾、ウエスト布のミシン線、
ポケット口の合印を合わせて脇をまち針でとめる。 -
反対側も同様にとめる。
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ポケット口部分は縫い代7mm、他は縫い代1cm内側を縫う。
※縫い込みやすいポケット口部分は7mmで縫います。
※縫いはじめ(脇下)がずれないように注意しましょう。
※ポケット口を縫い込まないように注意しましょう。
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もう片方も同様に縫う。
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脇の生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※脇下のロックミシン糸は始末するので長めに残します。
裾のロックミシン糸は短くカットしてOK! -
閉じ針を用意し、脇下のロックミシン糸の始末をする。
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縫い代はアイロンで後身頃側に倒す。
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表側から返し縫いをして脇下の縫い代を押さえる。
※縫い代の端を少し内側へ入れ込むようにするときれいに仕上がります。
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表から、ポケット口止まり(コの字の上下)に2~3回返し縫いをする。
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反対側も同様に縫う。
11.下スカートをつくる
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下スカートを用意する(4枚)
※4枚を縫い合わせて1枚のスカートにします。
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下スカートの裾をアイロンで裏側に折り、1cmの三つ折りにする。
※裾の始末が楽になるように先に折りくせをつけておきます。
三つ折りをするときのポイント
まず2cm折ってアイロンをかけ、一度開きます。
折り目を目安に1cmずつ2回折ると、きれいに三つ折りができます。 -
残り3枚も同様にアイロンをかける。
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下スカート2枚を中表に合わせてまち針でとめる。
※裾の三つ折りは開いてからとめます。
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残りの2枚も同様に中表に合わせてまち針でとめる。
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縫い代1cmで縫う。
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2枚縫い合わせた下スカートを広げて、中表に合わせてまち針でとめる。
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縫い代1cmで縫う。
※下スカート4枚が縫いあわされ、「わ」の状態になります
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生地端を1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシン糸の糸端は短くカットしましょう。
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縫い代をアイロンで倒す。
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下スカートを表に返す。
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裾の縫い代をアイロンでつけた折り線で折り直し、まち針でとめる。
※まち針は縫いやすい間隔でとめるといいでしょう。
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折り端から1~2mm内側を縫う。
輪のものを縫う時のポイント
縫いはじめは返し縫いなしで縫いはじめます。
縫いおわりは、はじめのミシン線に重ねてしっかりと返し縫いをしましょう。 -
下スカートにギャザー寄せのミシンをかける。
※縫いはじめ、縫い終わりとも、縫い目から1cm内側の位置にかけます。
※前後身頃と同様に生地端より5mm程度内側と7mm程度内側にかけます。
ギャザーを寄せる方法は8.ヨークと身頃を縫い合わせるをご参照ください。※下スカートは「わ」になっていますが、ギャザー寄せのミシンは4枚別々にかけます。
12.身頃と下スカートを縫い合わせる
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身頃と同じ長さになるまで下スカートのギャザーを寄せ、糸端を玉結びにする。
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残り3箇所も同様にギャザーを寄せる。
※ギャザーを寄せたあと、縫い代部分のみにアイロンをかけて押さえておくと
ギャザーが落ち着き、次の縫い合わせの工程が楽になります! -
裏返した身頃と、表にした下スカートを用意する。
※下スカートは、中心の位置が、前後、左右になるように置きます。
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下スカートの表側と身頃の表側が合うように身頃の中に下スカートを入れます。
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身頃の中心・脇の縫い目と下スカートそれぞれの中心、
身頃の合印と下スカートの縫い目をそれぞれ合わせてまち針でとめる。 -
さらに細かくまち針でとめる。
※ギャザー側を見ながらギャザーが均等になるように身頃に合わせましょう。
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縫い代1cmで縫う。
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生地端より1mm程度切り落としながらロックミシンをかける。
※ロックミシンの最初と最後2~3cm程度重ねてかけます。
※ロックミシン糸は始末するので長めに残します。
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ロックミシン糸の始末をする。
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縫い代はアイロンで身頃側に倒す。
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表に返す。
13.ウエストリボンをつくり、ボタンホールに通す
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ウエストリボン用として2cm幅のバイアステープをカットする。
36・38サイズ … 1.15m×2本
40・42サイズ … 1.2m×2本 -
テープ先は両側ともアイロン線を開き、1cm内側に折り込む。
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アイロンで全体を半分の幅に折り、まち針でとめる。
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テープ端より1~2mm内側を縫う。
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もう1本も同様に縫う。
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ひも通しや安全ピンなどを使用し、
ボタンホールからボタンホールにウエストリボンを通す。※前後それぞれに通します
14.仕上げ
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全体にスチームアイロンをかける。
完成

No.151 ティアードワンピース【2】
38サイズ(モデル身長:163cm)

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テキストを印刷する場合
作品の画像が多いため「作り方ページ」をすべて印刷すると
かなりのページ数になってしまいます。
印刷する際には必要部分だけを選択すると無駄がありません。
印刷時の「ページ」設定を「すべて」ではなく、
「ページ指定」にして必要部分だけを印刷してご利用ください。
※画像はiPhoneのSafariでの画面になります。
「1枚あたりのページ数」を「2」に設定すると
A4用紙1枚に2ページ分が印刷されるため、
さらに印刷枚数を減らすことができるので
こちらも参考にしてみてください。
コンビニなどで印刷する場合は
ページを1度PDFで保存し、コンビニのアプリから印刷範囲など設定できます。
PDFへの保存方法