ところどころムラになった感じが
やさしい雰囲気になっている『ガラガラフライス』。

なぜこんなにきれいな色なのに『ガラガラフライス』という商品名なのか…

それは
その昔、綿の糸をつくるのに手で回す糸車で綿のわたを糸にしていました。
その後、動力機械でつくる方法が開発され、
動力に水車を使い綿を長円形の筒にいれ、
その中の綿を上に引き上げながら
この筒を回転させ撚りをかけ糸をつくるというものでした。

そのときにこの筒がガラガラと音を出すことから、
『ガラ紡』という名がついたと言われています。

この『ガラガラフライス』は現在の新しいリング紡績で
『ガラ紡』のような形状や雰囲気になるようにつくられています。

パターン：モックタートルネック/
タートルネック/裾切り替えあり・袖切り替えなし/キッズ120サイズ

中薄地のニットなのでとってもやわらかく、
ちくちくすることなく、肌触りは抜群です。

寒い時期には肌にぴったりのシルエットのもの、
暑い時期にはTシャツなどの少しゆったりめのシルエットのものに仕立てて、
オールシーズン使えます。


ロックミシンはもちろん、家庭用ミシンでも縫うことができますが、
テンション（生地の伸縮性）は高めで伸びやすいため、
仕立てる際はゆっくりと丁寧に縫い進めてくださいね。

おすすめは『モックタートルネック』や『ゆるっとTシャツ』、
『【チャレンジ】No.59　ビッグボートネックTシャツ』などがおすすめ。

『モックタートルネック』をつくったところ
生地の厚みや伸び加減、肌触りに着心地。

どれをとっても既製品にしか思えない作品に仕上がりました。
ぜひ、つくってみてほしい1着です。

また、丈の長いワンピースやロングカーディガンなどは、
中薄地なので、生地の重みで伸びてしまうため、
あまりおすすめできません。

パターン：モックタートルネック/
タートルネック/裾切り替えあり・袖切り替えなし/キッズ120サイズ

おすすめパターンの用尺について。

この生地は輪の状態でのお届けです。
生地幅40（W）cmは、輪をカットして80cm幅として使います。

この生地幅だと、おすすめパターンの『モックタートルネック』は
レディースサイズ切り替えありだとS～Lサイズまで2m、LL～3Lサイズは2.5m。

切り替えなしだとS～Mサイズまで2m、L～3Lサイズは2.5m。


『ゆるっとTシャツ』長袖切り替えなしタイプなら2.5m。

『【チャレンジ】No.59 ビッグボートネックTシャツ』は
36・38サイズが1.5m、40・42サイズは2mあればできます。

生地幅が約80cmなので、パターンはすべて差し込んで入れた用尺になっています。