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新しい「今週のRick Rack」はトップページから。
みなさまこんにちは。
今週よりクリエイター向けの本格服地『巧 takumi』シリーズが発売となります。
巧 takumi シリーズはRick Rack が命名したカテゴリーで
実際どこの生地屋さんにも巧という名で生地が並んでいるわけではありません。
そもそも一般の生地屋さんにはほとんど取り扱いはないと思います。
それはなぜか。
難しいからだとわたしは解釈しています。
並べただけでは良さは伝わりません。
しわしわの、ぐちゃっとなった見かけなので
むしろ見た目は悪いくらいです。
生地の端をちょっと触っても
やはりその良さは理解するのは難しいと思います。
華やかな色や柄には目が向くけれど
しわしわの地味な無地の生地はなかなか振り向いてもらえません。
これら巧 takumi シリーズは仕立ててはじめてその生地の良さが発揮される、
そんな生地だとわたしは思っています。
こうやってわたしが文章にしていても
多分この生地の良さは届かないであろうもどかしさ。
だまされたと思って使ってみてくださいと言いたいですが
だますつもりなんて1ミリもありませんけど
実際に仕立てて着こなすまではきっと実感が薄いと思うのです。
でも実際に服に仕立てたらああなるほど、これが巧シリーズか、と
きっとわかっていただける服地です。
みそのさんの言ってること、ホントかしら？と思われる方も
いっぱいいらっしゃることでしょうということで
今回は生地見本を用意しています。
まずはちょっとでも実物を見てほしいので
無料（先着順ですが）でお届けいたします。
【2024.1.19 追記】
当初予定していた200部が一瞬でなくなったので
追加であと300部をご用意しました。
無料追加分はこれで最後となります。
200部＋300部 合計500部がなくなり次第
有料での配布となりますことをご了承ください。
届いた感想やこの服地でどんなの作れますかなど
ご質問などもぜひお寄せください。
巧の良さをお伝えするにはまだまだ時間が必要だと思っています。
じっくり時間をかけて少しずつお伝えできれば。。。
それでは本日も更新スタートです。
どうぞお付き合いください。
先週号をお見逃しの方はこちら↓です。
Rick Rack 御苑 あきこ
「今週のRick Rack 」は毎週金曜日に更新予定です。
今週のRick Rack カテゴリから
過去の今週のRick Rack もあわせてご覧ください。
新シリーズ 巧 takumi
written by スタッフ くまこ
Rick Rack に新しくクリエーター向けの生地ができました。
「巧 takumi」シリーズです。
巧 takumi シリーズの生地は
小さな釜で少量ずつ染色、洗いをかけるなど
その工程の全てを手作業で仕上げた贅沢な生地。
自然な表情を残すため、生地に極力負担をかけないよう作られています。
日本の職人さんならではの技術が詰まった生地です。
風合い、質感、色み
どれをとっても洗練されていてハイクオリティ。
「丁寧で上質」な手づくりを望まれるみなさまに
ぜひ使っていただきたい生地
それが巧 takumi シリーズです。
今回ご紹介する巧 takumi シリーズは
グランジウォッシュとトリプルウォッシュ。
産地、洗い釜、染色料、
生地の洗い方、干し方などに違いはありますが
どちらも複数回洗いをかける加工のことです。
トリプルウォッシュはその回数を具体的に表示したもの。
この洗いをかける工程をすることで
ちょうどいいナチュラルなシワ加減と風合いに仕上げます。
2019年からご紹介している『トリプルウォッシュリネン』もこのシリーズなので
『トリプルウォッシュリネン』がお好きな方には
ぜひおすすめしたい生地です。
上質な生地を扱うアパレルでも見かけることが多く
作品に仕上げたときの
仕上がり具合・完成度がとても高いシリーズです。
新しくご紹介する生地は4種類。
『コットン トリプルウォッシュ』
『ブロード グランジウォッシュ』
『ツイル グランジウォッシュ』
『ザザクロス グランジウォッシュ』
新商品は全てコットン100%。
糸・織り方が異なり、風合いもそれぞれ違います。
画像では全て同じように見えてしまうため
巧 takumi シリーズの（『トリプルウォッシュリネン』も加えて）
厚み・やわらかさを比較してみました。
それでは生地ごとの特徴をご紹介いたします。
まずは『コットン トリプルウォッシュ』
目が詰まっていて
適度な張り感があります。
ほどよいスレやシワがヴィンテージ風でかっこいい生地です。
『トリプルウォッシュリネン』と同じ工場で
歴史ある繊維業の産地、遠州で作られています。
【コットン トリプルウォッシュ】
| 厚み | 薄い ・ やや薄い ・ 中くらい ・ やや厚い ・ 厚い |
|---|---|
| 質感 | やわらかい ・ やややわらかい ・ ややかため ・ かたい |
| 張り感 | なし ・ ふつう ・ あり |
| シーズン | 春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬 |
二つ目は『ブロード グランジウォッシュ』
やや『コットン トリプルウォッシュ』より薄く、
やわらかなこの生地。
ベーシックに使える色と
大人っぽいくすんだパステルカラーの全7色を揃えました。
ナチュラル系のショップで
このブロードを使った洋服を最近よく見かけます。
既製品になっているのをみるとやっぱり素敵で
「こんな感じのブラウス、つくってみようかな」
「このパターンもよさそう」と想像力を掻き立てられます。
【ブロード グランジウォッシュ】
| 厚み | 薄い ・ やや薄い ・ 中くらい ・ やや厚い ・ 厚い |
|---|---|
| 質感 | やわらかい ・ やややわらかい ・ ややかため ・ かたい |
| 張り感 | なし ・ ふつう ・ あり |
| シーズン | 春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬 |
この『コットン トリプルウォッシュ』と『ブロード グランジウォッシュ』は
比較的薄手なのでブラウスなどのトップス、
裏地つきのスカートなどにおすすめの生地です。
『シンプルフレアスカート』は別途裏地をご紹介しているので
薄地の生地でも安心して制作できます。
次は『ツイル グランジウォッシュ』
やわらかな手ざわりのコットン100%のツイル生地。
ボトムスやサッと着られるアウターなどに使える全8色展開です。
「パッと目を引く華やかさ」というよりも
シックで大人っぽいニュアンスカラーで揃えました。
【ツイル グランジウォッシュ】
| 厚み | 薄い ・ やや薄い ・ 中くらい ・ やや厚い ・ 厚い |
|---|---|
| 質感 | やわらかい ・ やややわらかい ・ ややかため ・ かたい |
| 張り感 | なし ・ ふつう ・ あり |
| シーズン | 春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬 |
最後にご紹介するのは『ザザクロス グランジウォッシュ』
コットン100%でナチュラルなヴィンテージ感のある生地です。
張り感があるので触るとシャカシャカした感じがしますが、
バリバリとしたかたい生地ではないので、安心してくださいね。
どちらかというとドライな質感で
ナチュラルなシワ、生地そのものの自然な表情に味わいを感じる生地です。
| 厚み | 薄い ・ やや薄い ・ 中くらい ・ やや厚い ・ 厚い |
|---|---|
| 質感 | やわらかい ・ やややわらかい ・ ややかため ・ かたい |
| 張り感 | なし ・ ふつう ・ あり |
| シーズン | 春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬 |
『ツイル グランジウォッシュ』『ザザクロス グランジウォッシュ』は
ボトムスやサロペット、軽めのアウターに向いています。
それぞれの生地のページでおすすめパターンも掲載していますので
参考にしてみてください。
Rick Rack ではそれぞれの生地の厚みや質感によって
おすすめのパターンを選んでいます。
「生地の重なりが多いこのパターンにこの生地は不向き」
「これは袋縫い部分が家庭用ミシンでは縫えない」
といったようにソーイングのプロが生地とパターンの相性を見ています。
全ての生地でRick Rack の全パターンを制作することは難しいため、
掲載しているおすすめパターンが絞られていますが
「この生地でこのパターンは作れる？」
「おすすめパターンにこのパターンがないけど制作したい」
などご質問や不安に思ったことなどがありましたら、
お気軽にソーイングサポートメールにてお問い合わせください。
巧 takumi シリーズは何回か洗いをかけているのですが、
洗いをかけていない天然繊維同様に多少の縮みが出たり
色落ちする可能性があります。
加工のない天然繊維よりは縮率はかなり低くなりますが
お洋服に仕立てるのであればやはり制作前に地直しし、
縮みや色落ちが落ち着くことを確認することをおすすめします。
日本が誇る職人さんの技術。
時間をかけて手作業で染め、
洗い、乾燥、仕上げを行っている巧 takumi シリーズ。
もみ込みながら染色、洗いをかけているため深いシワが入ったり、
生地に独特の色ムラがあったりひと釜ごとに色ブレが生じたりと
手作りならではの特徴がある生地のため、
1反毎の裁断をお願いしています。
生地を買い足すと別の反物からのカットとなる場合がほとんどなので
色がぶれる可能性があります。
必要分はまとめてご注文いただくと安心です。
拙い言葉だけではこれら生地の良さをお伝えするのは難しいので
生地の見本をご用意いたしました。
写真だけではわかりづらい質感、風合いを
手に取ってご確認いただけたらと思っています。
今回巧 takumi シリーズ発売記念として
先着200名さまに【生地見本】をプレゼントいたします。
【2024.1.19 追記】
当初予定していた200部が一瞬でなくなったので
追加であと300部をご用意しました。
無料追加分はこれで最後となります。
200部＋300部 合計500部がなくなり次第
有料での配布となりますことをご了承ください。
この機会にぜひ上質な生地を体感してくださいね。
written by スタッフ くまこ
作ってみました
Rick Rack のパターンで作ってみた、工程などのレポートです。
written by スタッフ くまこ
こんにちは、スタッフ くまこです。
今回わたしは『コットンツイード』で『マーメイドスカート』を作ってみました。
やわらかな風合いと落ち感が上品で
触っただけでその上質さがわかる『コットンツイード』
赤好きのわたしはこの【レッド】に惹かれて
なにをつくろうか、ずっと考えていました。
ボトムスをつくりたいけれど
ざっくりと織られているので透け感が心配。
身体に生地をあててみたところ
思いのほか透け感は気にならず、
それならばずっと作ってみたかった
『マーメイドスカート』に挑戦してみようと思いたちました。
わたしは身長163cm。
普段は38サイズを着ていますが
40サイズのゆったり加減が気に入ったので
40サイズを作ることにしました。
【チャレンジ】No.118 マーメイドスカート/40サイズ
生地を2.5m用意して横地取りで配置。
ざっくり織られている生地のため
はさみを入れたら生地が逃げそうだったので、
生地を折りたたんでカットするのではなく
丁寧に1枚ずつ裁断しました。
まずはスカートを接ぎ合わせます。
この生地はアイロンが利きにくいので
スカートの縫い代にアイロンをかける際は
スチームをこまめに出しながらかけました。
ここでのアイロンをしっかりとかけることで
出来あがりの接ぎ部分のきれいさが変わってきます。
次はポケット付け。
時間がないときは省いてしまうことも多いのですが
ポケットはあった方が断然便利です。
テキストと見比べながら、縫い進めていくと
いつのまにかポケットが付いていました。
あとはウエストベルトと裾の始末をしたら完成です。
接ぎ部分が多くめんどくさいように見えますが
同じ工程を繰り返すだけなので特に難しいところもなく、
簡単であっという間に出来ました。
【チャレンジ】No.118 マーメイドスカート /
コットンツイード
冬はタイツをはいて、夏は素足で楽しめる。
オールシーズン使えるスカートになりました。
【チャレンジ】No.118 マーメイドスカート /
コットンツイード
written by スタッフ くまこ
使用したもの一覧
【パターン】
【チャレンジ】No.118 マーメイドスカート
【生地】
コットンツイード
あの生地 記事をもう一度！
過去にコンテンツにあげた記事を再度スタッフがピックアップする
「あの生地 記事をもう一度」コーナー。
今週は2019年11月8日発行 No.41の「わたしのお気に入り」のご紹介です。
下の画像をクリックすると
No.41のほかのコンテンツも再度ご覧になれますので
興味のある方は併せてご覧になってみてください。
※過去にご紹介したものが含まれるため、
今現在販売していない商品などが表示される場合があります。
わたしのお気に入り
written by スタッフ レモングラス
Rick Rack のパターンで作ってみた、工程などのレポートです。
みなさま、こんにちは。
ソーイングスタッフのレモングラスと申します。
たくさんのバッグ、洋服、小物のサンプルを作っているのと、
生徒さんの完成品を見ることによって、
実際作っている以上に作っているような感覚になっています。
今回、わたしのお気に入りをひとつに絞るのがすごく大変でしたが
最近作った
『ノーカラーコート（裏地つき）』をご紹介します。
いろんな素材で3～4枚作ってます。
・デザインが好きなこと
・名前の通り、衿が付いていないので、
コーディネートしやすく小物も映えること
・接着芯や縫い代の始末などが
裏地を付けることで見えなくなること
・裏地を付けることにより風を通しにくく暖かいこと
お気に入りの点がいっぱいのパターンです。
裏地つきは「むずかしそう」と思って
敬遠される方もいるかと思いますが
縫い代の始末がいらないので、思ったよりも進みますよ。
そして、できあがった時の満足感はすごいです。
もしつまずいてしまったら、メールでお問い合わせください。
written by スタッフ レモングラス
スタッフ レモングラスを見かけるたびに
違う生地の『ノーカラーコート』を着ていて
「素敵だな」と思っていたわたし。
それまでは裏地が付いているコートは大作、
というイメージがあったため
作ったことがありませんでした。
しかし、この「わたしのお気に入り」を読んで
初めて『ノーカラーコート』を作ったところ
縫い代の始末はいらないし、
同じように表と裏をつくるので難しいところはなし。
悩まずに裏地つきのコートが制作できて
その満足感が今も忘れられません。
どのパターンも見かけだけで難しさを判断せず
挑戦することが大事ですね。
「これが作ってみたい」「このデザインが着たい」
と思ったら、次からはすぐに制作しようと思いました。
written by スタッフ くまこ
取扱店さん情報
Rick Rack 商品正規取扱店さんの情報をご紹介していく予定です。
イベント情報などもありますので、
お近くの方はまめにチェックしてみてください。
実店舗情報
Rick Rack 狛江店（東京都狛江市）の情報をご紹介しています。
Rick Rack 狛江店ではオンラインストアと同じ商品を
実際に見て、触って購入することができます。
また、作品サンプルも多数ご用意しています。
試着して自分に合ったサイズを見つけることもできますので、
遠方のかたも東京観光のついでなどぜひ一度遊びにいらしてください。
こんにちは、スタッフ ロコです。
1月も早いもので後半ですが、
みなさん「初縫い」は何を縫われましたか？
わたしは冬休みを利用して、年始めに『コクーンコート』を作りました。
生地は「アンゴラブレンドウール」【E】（ブラック）です。
【STEP UP】No.163 コクーンコート /
アンゴラブレンドウール【E】
昨年末のある日
よく足を運んでくださるお客さまが来店されました。
トルソーが着ている「アンゴラブレンドウール」【E】（ブラック）の
『コクーンコート』が気になるご様子。
「これ、着てみていいですか？」
「もちろん、どうぞ」
「アンゴラブレンドウール」は
触り心地はふわっとしていて柔らかく、着てみると軽くてあたたかいのです。
お客さまは、サンプルと同じ『コクーンコート』を作ることにされました。
「こういうのを衝動買いっていうのね。
今日はネット注文した商品の受け取りだけと決めて来たのに
なぜかほかの生地も買ってしまうのよね」
【STEP UP】No.163 コクーンコート /
アンゴラブレンドウール【E】
そして生地をさわりながら
「やっぱりいいわねぇ～」
わたしの方がその言葉に心を動かされ
同じものを同じ生地でつくることに決めちゃいました。
うん。
やっぱりいいです。「アンゴラブレンドウール」の『コクーンコート』
【STEP UP】No.163 コクーンコート /
アンゴラブレンドウール【E】
狛江店ではコートに最適なウール生地を取り揃えています。
ご自分の好みに合った生地を探しに来てくださいね。
迷ったときは生地選びのお手伝いをいたしますので
ぜひお声がけください。
そしてそろそろ春ものに挑戦したくなる季節。
本日発売の「巧 takumi」シリーズは、
大人の服地として心がときめくはずです。
ゆっくりご覧になって、何を作ろうか？決めてくださいね。
written by 狛江店スタッフ ロコ
こんにちは
スタッフ フレンチブルドッグです。
新年を迎え、ソーイングクラスも
9日（火）からスタートしています。
今年も制作意欲満々な生徒さん方と
ソーイングの楽しさを共有していけたらと思います。
そして嬉しいことに
「新年から新しいことをはじめたくて
ソーイングクラスのこと教えてください」
というお電話を、何件かいただいています。
ソーイングの面白さ、奥深さが
じわじわ広がっていくのを期待したいです。
今週のソーイングクラスは
Tさんがついに
『ノーカラーコート(裏地付き)』
「ウールリッチパイル」×「アフリカンデイジー」を完成！！
久しぶりのソーイングクラスだったので
少々苦戦された箇所もありましたが
とても素敵な仕上がりだったので
写真を撮らせていただきました。
ノーカラーコート（裏地つき） /
ウールリッチパイル / アフリカンデイジー
アウターって、意外と室内に入ると暑くて
脱ぎ着しますよね。
そんな時、こんな柄の裏地だと
とても印象に残りますし
寒い日でも明るい気持ちでお出かけできますね。
ソーイングに興味のある方
特別な1枚を一緒につくってみませんか？
ご予約はオンラインシステムにて受付いたします。
こちら↓からどうぞ。
https://airrsv.net/rickrack-komae/calendar
【狛江店営業時間】
月曜～金曜日 10：00～17：00
【定休日】
土曜・日曜・祝日
TEL ： 03-3430-4555（直通）
written by 狛江店スタッフ フレンチブルドッグ
