今週新しくご紹介するのは
体型を気にせずゆったりと着られる『ギャザーキャミドレス』

過去にご紹介していたギャザーキャミワンピースと似ていますが
胸当て部分、ギャザー分量、肩ひもの細さ長さなど
より洗練された大人のワンピースになっています。

まずはこの『ギャザーキャミドレス』のポイントを
ご紹介いたします。

【1】ギャザー多め、少なめの2タイプが作れるパターン

生地の厚さや張り感、コーディネートしたいものにより選んでください。

薄手、もしくはやわらかい生地で作る場合はギャザー多め
中厚地や張り感のある生地ならギャザー少なめがおすすめです。

【2】ドレスのようなマキシ丈

身長163cmのモデルスタッフが着てもこの長さ↓
（40サイズを着用しています）

ロング丈ではなくマキシ丈の『ギャザーキャミドレス』

マキシ丈の方が少しドレッシーな印象になりますね。

身長に合わせてマキシ丈で作るのもよし。
ロング丈やミモレ丈にするのもいいと思います。

丈を短くするには
パターンの裾をお好みの位置まで平行に折って裁断すればOKです。

誰でも簡単に丈を短くアレンジすることができるので
安心してお好みの長さにしてくださいね。

【3】胸当てと肩ひも、ギャザーのバランス

胸当てはギャザーキャミワンピースよりスクエアタイプになっています。

いろんな体型のスタッフがこの『ギャザーキャミドレス』を着てみましたが、
バストが大きくても小さくてもしっくりくるバランスのよい形でした。

またスクエアタイプの胸当てからつづく肩ひもが絶妙。

少し長めで華奢なので
ギャザーがたくさん寄っていても
可愛くなりすぎず大人っぽく着られます。

【4】大きめポケット付き

脇の縫い目を利用した大きめポケットはあるととっても便利。

もちろんポケットなしでも作ることができます。

冬はコートを羽織る（コートのポケットを使う）ので
冬用ならポケットなしでもいいかな。

と言いつつ、わたしはついつい自転車のカギやスマホを
ポケットにいれちゃうので、断然ポケットあり派です。

この『ギャザーキャミドレス』は
簡単な作り方解説書と動画を視聴しながら制作する「STEP UP」シリーズ。

動画は「ポケットを作り、脇を縫う」のひとつのみで
あとは解説書のイラストを見ながら作るだけ。
とっても簡単に作ることができます。

動画がひとつってことはポケット作りは難しいのか…

と思っている方。安心してください、大丈夫です。

動画で作り方を解説している理由は
ポケットの作り方が難しいのではなく、
文章やイラストだとわかりづらいため。

ポケット作りのひとつひとつの工程は難しくないので
ぜひポケット作りにトライしてみてください。

おすすめの生地は薄地～中厚地の布帛生地。
厚地は硬く、重くなるのであまりおすすめできません。

Rick Rack では↓この4種類の生地で作ってみました。

『トリプルウォッシュリネン』

この生地は中厚程度の厚みなので
ギャザーがごわごわしないよう「ギャザー少なめ」で作ると失敗しません。

『ヨーロッパリネン-和-』

『ヨーロッパリネン-和-』はギャザー多め少なめどちらでもOK！
同じシリーズの『ヨーロッパリネン【2】』で作っても同じように仕上がります。

『ナチュラルコットンピーチ』

こちらの生地もギャザー分量はお好みのものをお使いください。

『肌になじむ薄手リネン』

『肌になじむ薄手リネン』は名前のとおり薄手。

「ギャザー多め」の方がきれいなシルエットになります。

Rick Rack のサンプル通り作るなら
下記用尺表を参考に生地を用意してくださいね。

参考用尺

トリプルウォッシュリネン … 105cm幅
ナチュラルコットンピーチ … 110cm幅
ヨーロッパリネン-和-、肌になじむ薄手リネン … 130cm幅

※★印はスカートを横地で配置しています。

※上記用尺はあくまで参考です。
生地はそれぞれ縮率（地直しした時にどれくらい縮むか）が異なるので、
縮率によっては参考用尺よりも多く必要になる場合があります。
地直し時の縮みを考慮して、余裕をもった長さを用意すると安心です。

副資材は『アイテープ』（接着テープ＜平織り＞）だけ
用意しておけば作れます。

『アイテープ』がなければ
薄地の接着芯をテープ状にカットしたものでも代用できるので
わざわざ揃えなくても大丈夫です。
おうちに『接着芯 薄地』がある方は試してみてくださいね。

ちなみに接着テープは0.9～1cm幅 1.5mくらい使います。

今年はもう11月だというのに暖かい日もあって
例年よりなにを着ていいかわからない日が多いなと感じています。

『ギャザーキャミドレス』を1着作ったら
少し暖かい日はブラウスにタイツ。

肌寒い日はタートルネックとタイツを合わせるだけで
コーディネートが完成します。

『コクーンブルゾン』などハーフ丈のコートも
『ノーカラーコート』のようなロング丈のコートも合わせやすいので
真冬になったらヒートテックにウールのタートル、
裏起毛のタイツにコートを羽織れば寒さも気になりません。

1着あれば着回し自在の『ギャザーキャミドレス』

↓で157cmのスタッフ おでんくんと
153cmのスタッフ ロコが試着した感想を掲載しています。

着丈のバランスなど参考にしてみてくださいね。

3種類のソーイングの道具と副資材が新しく仲間入りしました。

まずはソーイングの道具『コロコロオープナー』

アイロンなしでもくせ付けができる優れものです。

おうちでソーイングをしているときに一番億劫になるのがアイロン。
（わたしだけでしょうか）

部屋が暑くなる（特に夏）もいやですが
細かい部分をかけるのにスチームがプシューッと手元にかかり
熱くてうまくかけられなかったりしませんか。

ここの部分はアイロンをかけるまでもないけど…と
爪でしごくと生地を傷めたり、伸びてしまったり…

そんなお悩みを解決するのがこの『コロコロオープナー』

縫い代を割ったり、倒したりする工程を
アイロンなしでくせ付けすることができる便利なアイテムです。

これはミシンの近くに一つ用意しておきたい。

そこで気になるのが
どれくらいくせ付けできるかということ。
早速、試してみました。

こんな↓リネンやコットンなどは1回コロッとしただけで
きれいに折ることができました。

『シンプルコール』や『シャツコール』もOKでした。

これは気持ちいい。

三つ折りもらくらく。
そのままミシンで縫えばOKです。

ちなみに
ウールは少しくせが付く程度でした。

ウールにコロコロしたときに気づいたのが持ち方。

リネンやコットンなど基本的にくせの付きやすい生地ならば
人差し指を添えて1～2回コロッと。

その他、アイロンのかけられないラミネートや
『アウトドア用防水生地』などにもいいですね。

上手にくせを付けるポイントは
ローラー中央部を縫い目や折り目に合わせてコロコロすること。

中央部にしっかり合わせることで
きれいにくせを付けることができます。

ソーイングをする上で
アイロンはとても重要だとわたしは思っています。

めんどくさがりやのわたしは過去にアイロンを怠って
出来あがりの完成度が低くなってしまったことがありました。
（縫い代がゴワゴワしたり、きれいに折れてない部分にミシンをかけてしわになってしまったり…）

せっかく作るなら、出来栄えもよくお気に入りになるような作品を作りたいですよね。

ただ、めんどくさがりはなかなか治らない…

あ～、アイロン出すのかぁ
暑いな～
アイロン出すほどのところじゃないのにな～

そんな思考はなくなりません。

そんな時
この『コロコロオープナー』は最高のアイテムです。

次にご紹介するソーイングの道具は『製図用紙』です。

こちらはパターン製図用の上質紙。

薄くもなく厚くもなく程よい厚みで
現在Rick Rack でご紹介しているパターンの紙より少しだけ薄手です。

ご自身でパターンを作ってみようという方はもちろん
若干透け感もあるので、ソーイング本のパターンを写すことも可能です。

お袖や裾を長くアレンジするときに
パターンを切り離して紙を貼り合わせるときなどにも
便利に使えます。

先日、『バンドカラーシャツ』のお袖を長くして作っていた
スタッフ チームRick Rack 部長。

チームRick Rack 部長は新聞紙でパターンを貼り合わせていました。

もちろん新聞紙でもいいのですが
この『製図用紙』を使えば
それなりに強度もあるのできれいにパターンを保管できます。

紙のサイズは有効幅90cmの2mカットです。

A4サイズに折ってお届けとなるので
使うときにアイロンでしわを伸ばしてからお使いください。

最後に新しい副資材
ニット用の接着テープ。

Rick Rack では長年ニット用の接着テープに
『ストレッチテープ』をご紹介してきました。

この『ストレッチテープ』がメーカー廃番のため
ご紹介できなくなってしまい、
いろいろなニット用接着テープを実際に使ってみて
一番よかったのが今回ご紹介する『マイティ―テープ』です。

使い方は『ストレッチテープ』と同じで
Tシャツの肩の補強などに使います。

何が違うかというと
今までの『ストレッチテープ』はテープ状に加工されているため
硬さがありました。

新しい『マイティ―テープ』は
『ニット用接着芯』をそのままテープにカットしたような
やわらかい風合い。そして薄手です。

肩の補強に使用しても、生地になじんでとてもいい感じです。

Rick Rack のソーイングスタッフは全員
新しい『マイティ―テープ』の方がいい！と絶賛していました。

ソーイングをもっと手軽に
もっと楽しくしてくれるソーイングの道具と副資材。

手づくりのお供にぜひご活用ください。

こんにちはスタッフ おでんくんです。

今回わたしは『ギャザーキャミドレス』を着てみました。

身長157cm、下半身しっかりめ、
なで肩でややぽっちゃりしていますが、胸は小さめです。
普段はトップスは38サイズ、ボトムスは38サイズまたは40サイズを選ぶことが多いです。

まずはいつもの38サイズを着てみます。

ファスナーのあきのないかぶりで着るタイプです。
脚から通してはいてみましたが、引っかかることなくするんと着られました。

身幅はほどよいゆとりがあり
インナーには少し厚手のトップスも着られそうです。

胸当ての部分はバストトップの少し上くらい。

胸が小さいのでわたしにはやや下の位置なのかも？と思いましたが
そのちょっと低めの位置が子どもっぽくならなくていい感じのバランスです。

細い肩紐の華奢な感じもかわいい！

なで肩なので肩紐が落ちてきてしまわないか心配でしたが、
ロング丈でやや重みがあるので肩紐が落ちてくることもなさそうです。

丈は長めでくるぶしが隠れるくらい。
動きやすさを考えたら3cmくらい短くしたい感じです。

次は36サイズを着てみました。

38サイズよりややタイトになり、脇のゆとりもあまりありません。
その分ボリュームが抑えられてすっきりした印象です。

丈はくるぶしが見えるくらいになりました。
38サイズに比べて36サイズは着丈が1.5cm短くなっています。
このくらいの丈でもよさそうです。

さらに40サイズも着てみます。
今度はかなりゆとりが出て、ぶかっとした印象になりました。

丈は床にギリギリつかないくらいの長さで足がほとんど見えません。

3サイズ着てみましたが、
わたしはほどよいゆとりで着られる38サイズを選びます。

一見、ギャザーたっぷりでかわいくなりすぎるかなと
思ったワンピースですが、
着てみると大人っぽさもあり、体型を気にせずにゆったりと着られました。

秋冬にシンプルなニットやタートルと合わせて大人かわいく着こなしたいです。

こんにちは。

身長153cm、二の腕はたくましく、
背中やお腹のお肉が気になる50代
スタッフ ロコです。

普段、「STEP UP」のパターンは、
36サイズを選ぶことが多いです。

今回、『ギャザーキャミドレス』を着てみました。
ロング丈のキャミソールデザインのワンピースを着るのは初めてです。

まずは「肌になじむ薄手リネン」の36サイズから。

下から足を通してスッと着られました。

丈の長さをぬかしたらピッタリのサイズ感です。

少し下の方についた胸当てに、細い肩紐がおしゃれポイント。

見た感じ肩紐が肩から落ちるんじゃないかと思いましたが、
着てみると体にしっくりなじんで、動いても肩から紐が落ちることはなく
きつくもないほどよいゆとりです。

またギャザー多めの割に横に広がりはなく脚が長く見えます。

身長153cmのわたしには、丈は随分と長く
10cm以上は短くしてもいいようです。

「トリプルウォッシュリネン」で作った38サイズも着てみました。

生地の厚み、ダークグレーの色みがなんとも言えずこれからの季節にぴったりです。

こちらはギャザー少なめです。

ですが、38サイズは裾を踏んずけてしまいそうになり
少し太って見えるような気がしました。

サイズ感はやはり36サイズで、丈は10cmくらい短くして作りたいです。

これからの季節は、「シンプルコール」や「シャツコール」
「ナチュラルコットンピーチ」なんかもいいと思います。

ハイネックやタートルネックのセーターと合わせて、
ショート丈の『コクーンブルゾン』やレザージャケットを羽織ってもいいなぁ。

今までにない自分の雰囲気を楽しんでみたいなと思いました。

生地の整理をしていたら、入園や入学グッズを作った
残りのキルト生地が出てきました。

微妙な大きさのはぎれだけど、捨てるのはもったいなくて取っておいた
今では手に入らないお宝のキルト生地。

何か形にしないと、またしまい込んで忘れてしまうので
まめ型の「なべつかみ」を作りました。

ハートのようにも見える「なべつかみ」は
見た目がかわいいだけではないんです。

使ってみれば、お皿など掴みやすくて
実用性の高いデザインなのがよくわかります。

お気に入りの生地を使いきってすっきり。
使うたびにちょっと嬉しくなる「なべつかみ」です。

今週は上手な接着芯の貼り方をご紹介いたします。

型崩れを防いだり、シルエットを整えてくれる接着芯は
ソーイングをする上でとても大事。

上手に貼れないと生地と接着芯の間に空気が入ってしまったり
シワができてしまったり、
せっかくの作品も台無しになってしまいます。

Rick Rack では現在この6種類の接着芯をご紹介しています。

『片面接着キルト芯』以外はすべて基本的な接着方法でOK。
（キルト芯はふわふわ感がつぶれてしまうので温度や圧力が異なります）

まずは基本的な貼り方をご紹介いたします。

1.まずパターンどおりに生地と接着芯を同じ大きさに裁断します。

3.粗熱をしっかりとって完成です。

ここからはもう少し簡単に接着芯を貼る方法です。

初心者さんや裁断が苦手な方にとって、
接着芯をパターンどおりに裁断するのは難しいと思います。

わたしもそのひとりです。

薄手の接着芯はふにゃふにゃして裁断中生地が逃げたり
貼る部分が小さくパターン通りに切れず、ガタガタに。。。

そこでおすすめなのが
粗断ち→接着→裁断の方法です。

粗断ちとはパターンの寸法より大きめにざっくり切ること。

生地を粗断ちしたら
その生地より一回り小さい接着芯を用意します。
（生地より大きい接着芯だとアイロン台にくっついてしまうので注意！）

あとは基本的な貼り方と同様に接着芯を貼り裁断をします。

この方法だと簡単で
とてもきれいに貼ることができます。

わたしはこれを知ってから接着芯を貼るときはいつもこの方法で接着しています。

接着芯を上手に貼るポイントは
アイロンの温度とスチーム、そして圧力です。

アイロンの温度もバッチリでスチームでかける準備が整っていても
軽くアイロンを滑らせただけでは、接着芯はきれいに貼れません。

アイロンは滑らせずに少しずつ重ねてずらしながら移動させ、
上から体重をかけるのが◎

たまに画像のようにアイロンをかけている方がいますが
これだと矢印の部分は接着されていません。

この画像のように細かく少しずつずらしてアイロンをかけると
きれいに接着芯を貼ることができます。

接着芯が貼れたら、冷めるまでなるべく触らない。
粗熱を取ることで水分が蒸発ししっかりと接着できるので
ここも重要です。

木の板や雑誌などで上からおさえると
すばやく熱を取ることができるので試してみてくださいね。

接着芯は小さなはぎれでも
ボタンをつける時の補強用や肩の伸び止めテープ代わりとして
十分使うことができます。

あまった接着芯はそのまま捨てずに
小さいカゴなどにまとめて保管しておきましょう。

みなさまこんにちは。
秋が深まり朝晩の冷え込みに冬の気配を感じますね。
わたしは先日クリスマスケーキを予約しました。

さて、狛江店は今週もコクーンブルゾンが大人気。

「赤」が大好き！という方はロングシーズン重宝するトリプルウォッシュリネンの【レッド】

そのほかも、圧縮風ニットや太うねコーデュロイ、
太うねコーデュロイ【2】のベイカーパンツ

ウールリッチパイルのノーカラーブルゾンや大竹さんカーディガンなど
みなさまが選ばれるアイテムも一気にふわふわもこもこになりました。

またクリスマスギフトのディスプレイを目にする季節になり、
手づくり派の方はこんなアイテムを選ばれました。

めがねケースのキットは男女問わず喜ばれそうですね。

Rick Rack 狛江店のソーイングクラスは
2024年11月末をもちまして閉講することとなりました。

それに伴い、狛江店営業形態も変更いたします。

詳しくはこちら↓からご確認をお願いいたします。

Rick Rack 狛江店について